米大手農業保険会社を買収 SOMPOホールディングス傘下子会社2020年9月8日
SOMPOホールディングス(櫻田謙悟グループCEO)は9月7日、傘下のグループ子会社SIが米国で農業保険第6位の引き受け実績をもつDiversified社を正式に買収したと発表した。
SIは、傘下グループの総称で、農業保険部門の中核企業がARMtech社。今回の買収でARMtech社とDiversified社の元受保険料収入の合計は約20億米ドル(約2107億円)となり、北米および世界における農業保険プロバイダーの最大手になる。
2017年にAgriSompo社を立ち上げて以来、SOMPOホールディングスは世界各地で農業保険事業を拡大してきた。
イタリア農業保険代理店A&A s.r.l、ポルトガル農業保険総代理店Atlasとの業務提携や、ブラジルの子会社Sompo Seguros S.A.社を通じた農業ファンディングと農業収入保険の提供、ドイツ公営保険会社Sparkassen Versicherung社との農業保険分野に関する業務提携、農業分野テクノロジー企業Crop Track社(法業生産活動におけるサステナビリティ、トレーサビリティの向上を可能とするデジタルソリューション・プロバイダー)などとの戦略的提携を進めてきた。
それら取り組みを補完するのが今回のDiversified社の買収で、農業保険へのコミットメントをさらに強化するものと同グループのホームページで説明している。
買収によるメリットには、Diversified社が強みをもつ北米での商品強化や地理的分散、販売網の拡大、優れたカスタマーサービスなど、高い収益性と成長性などを挙げている。海外の部門担当者は「農業保険ビジネスの能力と規模を拡大させるとともに、お客様や代理店に対する、業界で前例のないレベルの商品、テクノロジー、サービスの提供を可能にする」とコメントしている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(131)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年3月1日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(48)【防除学習帖】第287回2025年3月1日
-
農薬の正しい使い方(21)【今さら聞けない営農情報】第287回2025年3月1日
-
【青年大会特集座談会】国の礎「食」を支える自負を(2)京大藤井聡教授・田中均組合長・久保田治己氏2025年2月28日
-
【青年大会特集座談会】国の礎「食」を支える自負を(3)京大藤井聡教授・田中均組合長・久保田治己氏2025年2月28日
-
【米の食味ランキング】猛暑・残暑で西日本のランク落ち目立つ 徳島南部コシヒカリは初の「特A」2025年2月28日
-
【JA全国青年大会】JA青年の主張 最優秀賞に谷本弾さん(JAあきた北青年部)2025年2月28日
-
全農 政府備蓄米入札への応札方針決める2025年2月28日
-
(424)「米国農務省の長期見通し」雑感【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月28日
-
大谷翔平選手が「ファミリーマートおむすびアンバサダー」就任「ぼんご監修おむすび」新発売2025年2月28日
-
東北農林専門職大学、南東北クボタと「スマート農林業」で連携協定締結 山形県新庄市2025年2月28日
-
【役員人事】JA三井リース(4月1日付)2025年2月28日
-
「令和7年2月17日からの大雪」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年2月28日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」のJクレジットを媒介 農林中金2025年2月28日
-
農機の装備や販社連携、オンライン企画一体で農作業安全を推進 クボタ2025年2月28日
-
チラシやHP、SNSで農作業の安全を啓発 体験型研修も実施 ヤンマーアグリ2025年2月28日
-
安全装置を採用、機種別広報で農作業安全を啓発 三菱マヒンドラ農機2025年2月28日
-
農業女子プロジェクトや社外研修でも農作業安全を啓発 井関農機2025年2月28日
-
農業用窒素固定菌資材「エヌキャッチ」 キャンペーン ファイトクローム2025年2月28日
-
【役員人事】雪印メグミルク(4月1日付)2025年2月28日