「BankVision」中核とした新基幹系システムの稼働開始 農林中金2020年9月25日
日本ユニシスと農林中央金庫は、日本ユニシスが提供する次世代オープン勘定系システム「BankVision」を中核とした、基幹系アウトソーシングサービスの採用について合意。同サービスを利用した新基幹系システムの稼働を9月23日から始めた。
日本ユニシスは、長年にわたり地域金融機関向けのパッケージを提供している。Windowsベースのフルバンキングシステム「BankVision」は、多くの地方銀行で採用されており、今回の農林中央金庫で稼働実績は11金融機関となり、全国金融機関としては初の稼働となる。
農林中央金庫は、「農林⽔産業と⾷と地域のくらしを⽀えるリーディングバンク」として、変化を追い⾵に、新たな価値創造に取り組んでいる。その一つとして、既存業務の合理化と効率化を徹底し、「現場力」と「収益力」を強化する分野に人員を再配置する業務革新を推進。また、多様なテクノロジーを積極的に活用することで、顧客の利便性や業務の生産性を向上する、デジタルイノベーションにも取り組んでいる。
今回稼働した「BankVision」を用いて再構築した勘定系システムは、既存業務の合理化と効率化を実現し、新商品や新サービス提供にも柔軟な対応が可能となる。また、新たなデジタルサービスへの迅速な対応など、業務革新やデジタルイノベーションを促進する基盤として期待されている。
同システムは、マイクロソフトのWindows Server/SQL Serverを基盤としたオープン勘定系システムで、開発環境の一部には、マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォームMicrosoft Azureを採用。システムの運用は、日本ユニシスが提供する共同アウトソーシングセンターを利用する。
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