一時金保障タイプへリニューアル 医療共済「メディフル」新登場JA共済連2021年3月17日
JA共済連は4月1日、「医療共済」の仕組を改訂。あわせて市中金利動向などを踏まえ、「予定利率変動型年金共済」の共済掛金率を変更する。
JA共済はこれまで、入院日数に応じて共済金を受け取れる日額保障タイプの医療共済を提供してきたが、入院の短期化が進む中、入院患者の約8割が1か月以内、約7割が2週間以内に退院している。一方、入院前後の通院・在宅医療の患者数は年々増加しており、入院だけでなく、通院・在宅医療への備えの重要性が高まっている。こうした医療環境の変化に対応し、組合員・利用者のニーズに即した保障を提供するため、医療共済の仕組を改訂。一時金保障タイプの新しい医療共済「メディフル」へリニューアルする。
医療共済「メディフル」は、日帰り入院からまとまった額の一時金として「治療共済金」を支払うため、入院中の費用と入院前後の通院・在宅医療の費用として活用できる。また、契約時に選ぶ「共済契約の型」に応じ所定の日数を入院すると「治療共済金」を支払う。
例えば、共済金額30万円、共済契約が4回型の場合、入院1日目に治療共済金として30万円が支払われ、その後入院日数が30、60、90日と各日数に達するごとに治療共済金が30万円ずつ計120万円支払われる。
また、手術・放射線治療保障や先進医療保障など、ニーズに応じて自由に設計でき、契約時に手術・放射線治療保障、入院時諸費用保障、先進医療保障の3つから選べる。
さらに、契約時に「健康祝金支払特則」を付加すると、所定の期間ごとに治療共済金が支払われた入院をしなかった場合、「健康祝金」が支払われる。例えば、共済金額30万円で、共済期間が終身の場合、契約日から3年ごとに所定の入院をしなかった場合、共済金額の30%にあたる健康祝金9万円が支払われる。
<取扱条件>
加入年齢:0歳~75歳10年更新は0歳~65歳)
共済期間:終身、80歳満了、10年(更新)
共済契約の型:1回型、4回型、7回型
共済金額:5万円から1万円単位
入院時諸費用共済金額:3000円から500円単位
なお、予定利率変動型年金共済の共済掛金率の変更については、契約時の最低保証年金額が男性が現行45万6355円から43万7615円に、女性は現行45万6266円から43万7742円に変更する。
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