植物工場事業で新会社「フレデリッシュ」設立 北陸電力×大気社×農林中金2021年4月16日
北陸電力と(株)大気社、農林中央金庫は4月15日、植物工場事業を行うための新会社「フレデリッシュ」(福井県敦賀市)の設立を発表した。三者は植物工場事業を通じ、食料の安定供給など社会課題の解決に取り組む。
植物工場のイメージと生産するレタス
農業従事者の減少や天候不順による野菜の生育不良など農業が抱える課題への対策の一つとして、屋内で水耕栽培を行う完全人工光型植物工場が注目されている。新会社では、大気社が開発する最新の空調設備や高効率 LED を用いた植物工場システム「ベジファクトリー」を導入し、「Puri 菜(ぴゅりな)」ブランドのレタスを安定して生産。2021年冬頃から業務用としてコンビニエンスストアや飲食店に出荷するほか、JAを通じて提供する。また、将来的にはレタス以外の野菜の生産も行う予定。
同事業で大気社は、植物工場のプラント建設から野菜の生産・販売まで一貫したソリューションを提供。また、北陸電力は、「地域の課題解決」、「保有資源と新技術を融合した新たなサービス」を新たな成長事業の開拓分野として、電気を活用して野菜を育てることで新たな価値の創出をめざす。北陸地域の園芸農業の振興を通じて地域貢献をめざす農林中央金庫と三者一体となって事業をすすめる。
さらに、SDGsの達成に向け、北陸電力が持つ効率的なエネルギーの利用と設備維持管理のノウハウと、大気社の植物工場に関する高い技術力と豊富な実績に加え、農林中央金庫は食農ビジネスを通して培った幅広い知見を持ち寄り、環境負荷の少ない持続可能な工場運営をめざす。
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