純利益3.83%増 全国13労働金庫の2020年度決算概況 ろうきん2021年8月6日
全国労働金庫協会(ろうきん)は8月5日、全国13労働金庫の2020年度(令和2年度)決算概況を発表した。
2020年度の当期純利益は前年度比3.83%増の10億円増え、294億円。預金(譲渡性預金を含む)は同4.90%増の1兆250億円増加し、21兆9026億円、貸出金は、同3.07%増の4363億円増加して14兆6374億円となった。自己資本比率は0.12ポイント低下して9.64%だった。
損益の状況は、資金運用収益が、貸出金利息および預け金利息の減少等により前年度比19億円減少(0.80%減)。資金調達費用は、預金利息の減少等により同10億円減少(9.44%減)となった。経費は、新型コロナウイルス感染症の影響により一部事業活動が制約されたことや、労働金庫業態の共同オンライン・システムに係る運営費の減少等により、同21億円減少(1.24%減)。以上を主な要因とし、業務純益は同10億円増加(2.49%増)して416億円となった。
預金の状況は、預金残高が前年度比1兆250億円増加(4.90%増)して21兆9026億円。流動性預金は同7884億円増加(12.11%増)し、7兆2955億円、定期性預金(譲渡性預金を含む)は同2366億円増加(1.64%増)して14兆6070億円となった。
貸出金の状況は、貸出金残高が前年度比4363億円増加(3.07%増)して14兆6374億円。預貸率(期末)は預金(分母)の増加が貸出金(分子)の増加を上回ったため、1.20ポイント低下して66.82%となった。
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