「健康志向」が2半期連続で上昇 食に関する消費者動向調査 日本政策金融公庫2021年9月22日
日本政策金融公庫農林水産事業は、「消費者動向調査(令和3年7月調査)」を実施し、食に関する志向について調査。食に関する志向は、「健康志向」が最も高く、2半期連続で上昇した。
食に関する志向(現在の食の志向)
調査は7月に全国の20~70歳代の男女2000人を対象にインターネット調査で実施。調査によると、食に関する志向は、「健康志向」が最も高く、次いで「経済性志向」、「簡便化志向」と続いた。上位3つの志向である3大志向の動きは、「健康志向」が45.4%で前回比+4.0ポイントとなり、2半期連続で上昇。また、「経済性志向」が36.1%で前回比+0.6ポイントで横ばい、「簡便化志向」は35.0%で前回比-2.3ポイントでは低下した。3大志向以外では、「美食志向」(14.7%)が前回比+4.9ポイントと上昇。「安全志向」(17.0%)は前回比-5.5ポイント、「手作り志向」(17.2%)は前回比-2.9ポイントと低下した。
国産品かどうか気にかけるか
食料品を購入するときに国産品かどうかを気にかけるかについては、「気にかける」が68.3%で前回比-5.8ポイント)が低下。「気にかけない」が28.0%で前回比プラス6.4ポイントと上昇した。輸入食品に対する安全面のイメージは「安全面に問題がある」は30.1%で前回比-5.8ポイントと低下。「どちらともいえない」(67.1%)は前回比+6.1ポイントで上昇した。
国産品かどうかを気にかけるか(食料品購入時)
国産食品の輸入食品に対する価格許容度
国産食品の輸入食品に対する価格許容度については、割高でも国産品を選ぶ割合が54.1%。前回比-4.8ポイントで、過半を維持しながらも低下の動きとなった。一方、「同等の価格なら国産品を選ぶ」が28.9%で前回比+2.4ポイント。「国産品へのこだわりがない」は17.0%で前回比+2.2ポイントといずれも上昇した。
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