「トヨタ・モビリティ基金」と連携 ドライバーから見えやすい服装診断「 見えチェック 」開発 JA共済連2022年9月15日
JA共済連は、トヨタ・モビリティ基金と、薄暮時間帯と夜間の自動車対歩行者事故削減を目的として、自身の服装がドライバーからどのように見えるかをシミュレーションし、服装の見えやすさを診断できるソフトウェア「見えチェック」を岩崎電気の「光環境評価システムQUAPIX(クオピクス)」の技術を応用して新たに開発した。
昼間、薄暮、夜間の運転者からの見え方の違い
交通死亡事故は、一日の中で17時台~19時台に最も多く発生しており、日没の1時間前後にあたる薄暮時間帯の「自動車対歩行者」事故の時間当たりの死亡事故件数は、昼間と比べて約3.6倍も発生している。また、薄暮時間帯に関するドライバーおよび歩行者の意識調査によると、ドライバーから歩行者を視認できることが事故防止に大変重要にもかかわらず、実際に対策をしている歩行者の割合は少ない。
薄暮時間帯と夜間に自動車対歩行者の交通事故を防ぐには、ドライバーが歩行者に対して細心の注意を払うことに加え、歩行者が自身の存在をドライバーに発見してもらうことが重要。同ソフトウェアを用いることで、自身の姿がドライバーからどのように見えるのかが簡単にわかり、少しでも明るい服装を心がけたり、反射材を着用したりするきっかけとなる。
ドライビングシミュレーター搭載車両「きずな号」
JA共済連とトヨタ・モビリティ基金は交通事故ゼロをめざし、互いの知見やネットワークを活かして同ソフトウェアを活用したイベントを開催。10月9日に「クラシックカー・フェスティバル」を愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園」で開催。また、同22日に「反射材フェア2022」を東京の「池袋サンシャインシティ」で開催予定。今後は、JA共済連が実施するドライビングシミュレーター搭載車両「きずな号」の全国展開として10月からの試験実施、2023年4月からの本格実施をはじめ、同ソフトウェアを活用した交通安全啓発活動を開始する。
また、JA共済の地域貢献活動を紹介するホームページ「ちいきのきずな」では、特設WEBサイト「服装"見えやすさ"診断見えチェック」を公開している。
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