５信連と協調し野村不動産とサステナローン締結 農林中金2022年9月28日
農林中央金庫は５信連と協調し野村不動産ホールディングスとの間でサステナビリティ・リンク・ローンを締結したと９月27日に発表した。
サステナビリティ・リンク・ローンは、温暖化ガス排出量削減目標など、借り手の経営目標に連動して貸付条件を設定することで、環境・社会の面から持続可能な事業活動と成長を支援していくことをめざす。
野村不動産は2030年までに「ダイバーシティ＆インクルージョン」、「人権」、「生物多様性」など５つの重点課題を掲げており、「脱炭素」では温室効果ガス排出総量を2030年までに2019年度比で35％削減する目標を定めている。今回締結したサステナビリティ・リンク・ローン（ＳＳＬ）はこの目標を達成することで金利優遇が受けられる仕組みとした。
農中信託銀行がアレンジャーとなり5信連（東京都、埼玉県、長野県、京都府、福岡県）と農林中央金庫でシンジケート団を構成する。
農林中央金庫による野村不動産へのＳＳＬ対応は2022年3月の初回実行以降、3回目となる。
農林中央金庫はこのローンを通じて農林水産業との関連が大きい気候変動問題の解決に貢献していくとしている。
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