（株）鈴生とサステナリンクローン 農業法人で初の締結 農林中金2023年1月16日
農林中央金庫は1月12日、農業生産法人の（株）鈴生とサステナビリティ・リンク・ローン（ＳＬＬ）を締結したと発表した。
農業法人に対するＳＬＬの実行は初めて。
鈴生は静岡県の農業法人で2008年創業。レタスや枝豆、ブロッコリーやサラダほうれん草など野菜の生産販売、栽培指導、農業コンサル業を展開し創業当初から慣行農法対比で化学肥料施肥量を9割、農薬散布量を5割削減した農業を行ってきた。
現在はこれに加えて肥料の三要素（窒素、リン酸、カリ）削減と施肥量をさらに削減する取り組みを進めている。また、ＣО２排出量の見える化・削減・報告クラウドサービス「アスゼロ」を用いた温室効果ガス計測も実施している。
農林中金はこうした鈴生の理念に共感し農林水産業へのＥＳＧ地域金融の推進にも資するとしてＳＬＬの実行を決めた。目標として温室効果ガス排出量を掲げ2025年8月期までに同社の排出量合計を削減する。
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