『農林水産業由来』のカーボンクレジット 媒介業務開始 農林中金2023年12月5日
農林中央金庫は、「カーボンニュートラル社会の実現」「自然資本への貢献」「生産者所得の向上」のため、「国内における農林水産業由来のカーボンクレジット」の媒介業務を開始。第一号案件の媒介を実施したことを11月27日に発表した。
同金庫は、今回の第一号案件で、山国川流域森林組合(大分県)が創出した森林整備由来のカーボンクレジット(J-クレジット)を、同金庫が媒介し、西部ガス(福岡県)が購入。11月27日に売買契約を締結した。
社会がネット・ゼロ、カーボンニュートラル目標に向かうなか農林中金は、企業・団体の自助努力だけでは賄いきれないGHG排出量の削減に対して、"農林水産業由来"のカーボンクレジットによるオフセット・インセットも必要な手段の一つと考え、農林水産業を基盤とする金融機関として、カーボンクレジットにかかる組成・流通活性化に取り組んできた。
このほど、同金庫は、"農林水産業由来"という国内自然資本にフォーカスしたカーボンクレジットの媒介業務を開始。同業務を通じて、地球温暖化対策に取り組む企業・団体のオフセットニーズに応える。また、農林水産業への資金循環をサポートすることで、「カーボンニュートラル社会の実現」「自然資本への貢献」「生産者所得の向上」を目指す。
気候変動だけでなく、「自然資本の維持」や「生物多様性への保全」などの課題との同時解決を図るうえでも、「地域の農林水産業の脱炭素」が重要になっている。同金庫は、「脱炭素」と「生物多様性」の双方への貢献を意識したクレジット創出が今後のカーボンクレジット市場において不可欠であると認識している。今後はさらに、カーボンクレジットを通じ適切に自然資本に資金が循環するため、日本全国の農林水産業ネットワークに強みを持つ金融機関として、生産者と企業・団体による"農林水産業由来"のクレジット取引にかかる橋渡しをしていく。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ホウレンソウにクロテンコナカイガラムシ 県内で初めて確認 神奈川県2024年12月23日
-
【注意報】カンキツ類にミカンナガタマムシ 県内全域で多発 神奈川県2024年12月23日
-
香港向け家きん由来製品 島根県、新潟県、香川県からの輸出再開 農水省2024年12月23日
-
農泊 食文化海外発信地域「SAVOR JAPAN」長野、山梨の2地域を認定 農水省2024年12月23日
-
鳥インフル 米アイダホ州、ネブラスカ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月23日
-
「JA全農チビリンピック2024」小学生カーリング日本一は「札幌CA」2024年12月23日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」栃木県で三ツ星いちご「スカイベリー」を収穫 JAタウン2024年12月23日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」大分県で「地獄めぐり」満喫 JAタウン2024年12月23日
-
「全農親子料理教室」横浜で開催 国産農畜産物で冬の料理作り JA全農2024年12月23日
-
「愛知のうずら」食べて応援「あいちゴコロ」で販売中 JAタウン2024年12月23日
-
Dow Jones Sustainability Asia Pacific Indexの構成銘柄7年連続で選定 日産化学2024年12月23日
-
「東北地域タマネギ栽培セミナー2025」1月に開催 農研機構2024年12月23日
-
NTTグループの開発した農業用国産ドローンの取り扱い開始 井関農機2024年12月23日
-
北海道立北の森づくり専門学院 令和7年度の生徒を募集2024年12月23日
-
店舗、宅配ともに前年超え 11月度供給高速報 日本生協連2024年12月23日
-
雪の少ない胆振で就農「いぶり農業フェア」開催 北海道2024年12月23日
-
生分解性黒マルチフィルム「Nature Master」試作品を販売開始 昭光通商2024年12月23日
-
佐賀のブランドいちご「いちごさん」表参道の人気店とコラボ2024年12月23日
-
乾田直播SOP「宮城県仙台地域版」「福島県浜通り地域版」公開 農研機構2024年12月23日
-
稲作生産者必見「東京8」栽培成果報告会 オンラインで開催 太陽油化2024年12月23日