イハラニッケイ化工とグリーンローン締結 農林中金2024年1月16日
農林中央金庫は1月15日、イハラニッケイ化学工業とグリーンローンの契約を締結したと発表した。
イハラニッケイはクミアイ化学工業グループ傘下の化学メーカーでトルエンやキシレンの塩素化から誘導される化学製品を中心に、医薬・農薬・染料・樹脂・繊維などの原材料を供給している。
グリーンローンは環境改善効果のある事業に必要な資金供給と、その事業の環境改善効果を評価することで社会の持続可能性向上に向けた取り組みを促進するもの。
イハラニッケイへの今回のグリーンローンは４億円。融資期間は10年。
資金使途となるプロジェクトは、製造工程で発生する廃棄物（有機塩素化物）を燃焼させ、その熱エネルギーで蒸気を発生させるとともに、副産物として生成される塩酸を回収する設備の新設。この設備で発生した蒸気を熱源とすることで同社工場からのＣＯ2排出量削減に貢献する。
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