5月は自転車月間「自転車の利用実態と安全運転に関する意識調査」実施 共栄火災2024年5月13日
共栄火災海上保険は、5月の自転車月間に合わせ、全国から20歳以上の1100人を対象に「自転車の利用実態と安全運転に関する意識調査」を実施。2023年4月1日から努力義務が課せられたヘルメットの着用率や、シェアサイクル・電動キックボードなど新たなサービスの普及状況も明らかになった。
同調査によると、日常生活での移動手段は、「一般車・シティサイクル」が54.2%と過半数を占め、「電動アシスト車」の22.3%と合わせると約8割を占める結果となった。「電動キックボード」の利用者は全体の1%未満。
「電動アシスト車」を利用したきっかけは、1位が「坂道などの運転の補助」が54.7%と、昨年(前回調査)の47.3%から7.4ポイント増加。年代別では、60歳以上が71.2%と最も高く、20代の若い世代でも57.5%が坂道での運転の補助として利用している。
最も高い頻度で乗る1台
利用者の3割が「ほぼ毎日」自転車を利用
自転車の利用頻度は、「ほぼ毎日」が31.6%で最も多く、昨年(前回調査)1位だった「週3~5回」を上回る結果に。「月に数回程度」を除くと、9割近く(86.4%)が週に1回以上自転車を利用していると回答。20代では「通勤・通学」、60歳以上は「生活圏内での利用」が最も多かった。用途は異なるが、自転車は世代を問わず日常生活に欠かせない移動手段であることがうかがえる。
また、回答者全体の26.9%がシェアサイクルを利用したことがあると回答。年代別では20代が半数(51.4%)の利用経験があるのに対し、40歳以上は大半が「利用したことがない」と回答した。
電動アシスト自転車を利用したきっかけ
自転車事故を防ぐために気をつけたいこと
2023年4月から努力義務化された自転車利用時のヘルメット着用率について、2023年7月に行われた警察当局での全国調査では13.5%だったが、同調査では24.9%と高い結果に。「着用している」(24.9%)と「着用していないが、今後着用したい」(32.7%)を合わせると約6割がヘルメット着用に前向きな回答で、特に20代(66.2%)と60歳以上(67.1%)で高い割合となった。
また、2021年から開始した同調査で初めて、自転車の「車検制度」の導入が「必要だと思う」(39.8%)が、「必要ではないと思う」(36.7%)を上回った。
自転車のヘルメット着用について
自転車保険の加入実態
自転車保険の加入については、回答者全体の65.5%が「加入している」と回答。加入のきっかけは 「自分(もしくは家族)が加害者になった時に備えて」(47.6%)、「自治体で法制化され、義務付けられたため」(46.6%)がそれぞれ約半数という結果となった。年代別では、20代、30代で「自治体で法制化され、義務付けられたため」(20代:66.4%、30代:50.4%)、50代以上で「自分(もしくは家族)が加害者になった時に備えて」(50代:53.3%、60歳以上:58.1%)と年代により分かれた。
加入しない理由については、1位「保険料が負担になるから」、2位「手続きが面倒だから」、3位「義務化されていないから」と続いた。
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