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農業高校の生徒と教員がVRで農作業事故を疑似体験 JA共済連が農業収穫祭で特別講義2024年11月13日

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JA共済連は11月3、4日、大丸東京店などで開かれた「全国農業高校HANASAKA収穫祭」(毎日新聞社と全国農業高等学校長協会が主催)に合わせ、参加した農業高校の生徒と教員を対象に「農作業事故体験VR」で農作業事故を疑似体験する特別講義を行った。

VRを装着して事故を疑似体験する生徒たち

VRを装着して事故を疑似体験する生徒たち

農作業事故の危険性や農作業事故を未然に防ぐために必要な知識や対策について学んでもらうイベントで、全国39校の農業高校の生徒と教員の合計約140人が参加した。

JA共済連全国本部農業・地域活動支援部の和泉崇之次長がJA共済の事業理念や地域貢献活動などに加え、農作業事故の発生要因として①場所や天候などの「環境」 ②農機具や生物などの「物」③作業者である「人」の要因が重なることなどを説明。農業が他産業に比べて事故発生率が高く、安全に向けた意識を持って対策を講じることが安全につながるとした。

JA共済連と農研機構が共同開発した「農作業事故体験VR」では、「脚立転落事故」、「刈り払い機刃との接触事故」、「乗用型トラクター 転倒事故」の三つの農作業事故を疑似体験した。また、大型モニターに同映像を投影し、参加者全員で危険性を共有した。

VRを体験した生徒からは「想像以上にリアルでとても怖かった」、「いつもの何気ない農作業も油断すると大事故につながることを再認識した」などの声があった。JA共済連は「農作業のリスクを"自分ごと化"する様子が伺えた」という。 教員からは、現場実習などの際に「VRを活用した農作業安全授業実施を検討したい」といった意見も出された。

全国農業高校HANASAKA収穫祭は農業高校の日頃の活動と生徒を応援する取組みで、今回が第16回目。全国から46校が参加し、農作物や加工品などを生徒自らが販売した。

和泉次長による講義風景

和泉次長による講義風景

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