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食品産業の脱炭素化進めるドイツ企業に出資 農林中金がファンドを通じて2024年11月18日

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農林中央金庫は農林中金キャピタル戦略協創ファンドを通じて、食品関連企業向けにサプライチェーンの脱炭素化・強靭化を実現するためのカーボンインセッティング(企業が自社のサプライチェーン内で温室効果ガス削減に取り組むこと)のソリューションを提供するドイツのKlim GmbH(ベルリン、Robert GerlachCEO)に出資した。

Klimはデジタルプラットフォームを通じて再生農業への移行を支援し、食品関連企業のサプライチェーンの脱炭素化や強靭化を実現するソリューションを提供している。食品関連企業は排出量の多くが原材料調達活動から発生し、生産現場と連携した脱炭素の取組みが重要な課題となっている。

また、近年の気候変動は土壌劣化や農作物の収量に深刻な被害を及ぼし、食品関連企業の原材料調達活動にも影響を与えている。そのため、土壌の健全性を高めて気候変動に適応し、収量回復や土壌炭素貯留を実現する再生農業の取組みが世界的に広がっている。農林中央金庫はファンドを通じた出資などを通じて、今後も強靭な食料システムの実現に向けた、食農バリューチェーンにおける脱炭素化やネイチャーポジティブ(自然再興)、循環型経済への移行の支援に取り組む。

農林中金キャピタル戦略協創ファンドは、農林中央金庫のイノベーション投資の取組みの一貫として、グループのネットワークを活用しながら、「サステナブル」と「農林水産業」と「くらし」にかかわる課題解決とゆたかな「社会」の実現に取り組む優れた国内外のスタートアップ企業への投資により、グループとの協創推進などを目的とするコーポレートベンチャーキャピタルファンド。

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