新たな子ども支援の取組み「推しのNPOプロジェクト」始動 近畿ろうきん2024年12月5日
近畿労働金庫は、子ども支援の取組みをより一層深化・加速させるため、2025年度から新たに「推しのNPOプロジェクト」と題した施策を始動する。
「推しのNPOプロジェクト」の仕組み
同金庫には、営業店ごとに〈ろうきん〉の推進活動を具体的に進めるため、出資加入する各会員労働組合から選出された推進委員で構成する組織「店推進委員会」がある。
新たに始まる「推しのNPOプロジェクト」では、営業店・店推進委員会が、自分たちの地域で子ども・子育て支援活動を行うNPOの中から、目的や活動内容に共感できる「推しのNPO」(=応援・推したいNPO)を選出し、年に一度寄付するもの。
寄付金は、営業店・店推進委員会・各会員労働組合が協力して取り組む"金融教育セミナー"や"お金の相談会"の開催など、〈ろうきん〉の利用につながる行動の量とその結果によって金額が決まる(上限20万円~下限10万円で変動)。
また、寄付金を受け取ったNPOは、その使途や成果について、ファンである営業店・店推進委員会・各会員労働組合へ定期的にフィードバック。各地域で「NPO×労働組合×ろうきん営業店」の協力的な関係性を新たに構築して、子どもを取り巻く社会課題の理解や解決に取り組む。
同金庫は、2006年度から「教育ローン」の収益の一部を"地域の子ども・子育て支援活動を行うNPO等"への助成金に活用する制度(NPOアワード)を導入。「教育ローンde子育て応援プロジェクト」と題して、子ども支援の取組みを進めてきた。
近年では、子どもの貧困や孤立、ヤングケアラーや不登校など、子どもを取り巻くさまざまな社会課題が顕在化。これらの課題解決に取り組むNPO等の社会的事業への期待がより一層高まるなか、同金庫もこれまで以上にNPO等との連携を深めていく必要があると考え、会員労働組合や組合員のと、地域で活動するNPO等をサポートできるような仕組みとして「推しのNPOプロジェクト」が誕生した。
同プロジェクトによって、寄付金によるNPOの経済的支援(=活動の強化)だけでなく、労働組合とNPOとの双方ニーズのマッチングが図られ、子ども・子育てに関するさまざまな取組みが自主的に生まれることが期待される。
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