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営業店が地域の新たな絆をツナグ 子ども支援の取組み紹介 近畿ろうきん2025年1月17日

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近畿労働金庫の梅田支店は2023年度、地域のフリースクールを運営するNPO法人「ここ」と連携した独自の子ども支援の取組みを進めている。その共助と共感の輪が広がり、同支店の会員団体「いきいき倶楽部 梅田支部」が同NPO法人に対して寄付等を通じた子ども支援を行うこととなった。

営業店が地域の新たな絆をツナグ 子ども子どもたちへの特別授業の様子

子どもたちへの特別授業の様子

NPO法人「ここ」は、同金庫が取り扱う社会貢献預金「笑顔プラス」の寄付先団体の1つで、不登校・苦登校・ひきこもりや新しい教育を望む子どもたちの学校外の学びの場として、フリースクール(吹田市に3校、大阪市に1校)を運営している。運営費において公的な支援は全くなく、主に個人からの寄付と当金庫の社会貢献預金による寄付で賄っている状況だった。

社会貢献預金「笑顔プラス」

社会貢献預金「笑顔プラス」

そこで、梅田支店は、①「支店の業績に連動するかたちで寄付金を同NPO法人へ送る仕組みを会員団体(労働組合等)とともに構築する」、②「フリースクールに通う子どもたちにお金に関する特別授業を通じて交流を図る」など独自の子ども支援の取組みを行うことを決めた。

梅田支店の退職者層の利用者で構成される会員団体「いきいき倶楽部 梅田支部」は、バスツアーやイベントなどの催しを年に数回実施していたが、コロナ禍で活動自体が大きく制限される数年が続いた。

そこで、「繰り延べしてきた活動費の一部を社会のために役立つ取組みへ還元できないか」と考えた同団体の役員が梅田支店に相談。同金庫は、この間取り組んできたNPO法人「ここ」と連携した独自の子ども支援の取組みを伝えたところ、「ぜひとも協力したい」と申し出があった。

その結果、いきいき倶楽部 梅田支部の活動費の一部を同NPO法人へ寄付することとなり、2月には、フリースクールに通う子どもたちと、いきいき倶楽部 梅田支部のメンバーが交流を図るイベントも行われることになった。

同金庫は、すべてのはたらく人たちの生活向上と、誰もが安心して生活ができる共生社会の実現をめざしている。2018年度には、より良い社会づくりをめざして社会貢献預金商品「笑顔プラス」を販売。この商品は、預金をするだけでNPO団体の支援につながる定期預金で、「社会のために役に立ちたい」という思いを誰でも実現できる仕組みとなっている。

2025年度からは、勤労者福祉金融機関としての役割をさらに果たすため、新たな子ども支援の取組みとして「推しのNPOプロジェクト」が始動。NPOとの連携を進め、〈ろうきん〉ならではの地域の社会課題の解決に貢献していく。

社会貢献預金「笑顔プラス」は、預金を通じて、地域課題に取り組むNPO・市民団体に寄付を行い、その社会的な活動を応援する定期預金。2023年度の寄付金は総額275万52円となり、2024年6月に同金庫から各団体に寄付を行った。

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