給付還元利率 3年連続引き上げ 「制度」0.02%上げ0.95%に JA全国共済会2025年3月7日
JA職員などの退職金原資の積み立て事業を行っている一般財団法人全国農林漁業団体共済会(JA全国共済会)は3月6日の理事会で2025年度の給付還元利率や事業計画を決めた。給付還元利率は3年連続で引き上げる。
退職金財源を非課税で積み立てることができる「制度」の給付還元利率は0.20%引き上げ、0.95%とする(下期は予定)。
また、個人の財産形成のため任意で給与から積み立てる「施設」は0.10%引き上げ、0.80%とする。
国内金利水準の上昇などで引き上げを決めた。
中期経営計画の最終年度に当たる2025年度は、「制度」の加入・増口を140万口を計画し、管理設計利用率を90%を目標とする。
退職給付金の年金契約化、年金原資繰り入れの促進を図るため周知活動を強化する。
広域合併JAに対しては合併事務局などへの退職金コンサルの斡旋、情報提供の実施なども行う。
資金運用は日銀の金融政策が利上げ局面へと転換していることから、より安全・安心、確実な資金運用に移行する。債券投資を中心としたクーポン収入主体の安定的な運用をめざす。
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