サトウキビ交付金1万6320円 生産振興対策も課題2013年1月9日
農水省は1月8日、平成25年産サトウキビとでん粉原料用カンショの生産者交付金などを決めた。
25年産サトウキビの生産者・製造業者への交付金単価は1tあたり1万6320円で、前年より320円増額した。
前年比増となったのは2年連続での著しい不作を受けて、通常では直近7年の間5年間平均で算出するコストを、25年産に限り過去3年間の平均で算出したため。24年産は、23年産の不作からの回復が進まなかったことに加えて8月末からの相次ぐ台風被害などを受けて生産量は約120万tとなる見込みだ。
交付金の基準糖度は13.1?14.3度で、13.1度未満は0.1度下がるごとに100円が差し引かれ、14.3度以上では0.1度上がるごとに100円が追加される。
でん粉原料用カンショの交付金は、主要品種が1tあたり2万6000円、その他品種が同2万3410円で、ともに前年から据え置きとなった。
また、農水省は政府に対し24年度補正予算でサトウキビなどの生産振興対策を要請している。このうち、新規の予算としては不作からの早期回復と増産をはかるための生産現場での土づくり、総合防除の取り組み、製糖工場などでの生産性向上の取り組みなどに対する基金として35億円を要請。また、ハーベスタや防除機などの農機リースの導入に対し、昨年度に比べて対象品目を増やし5.7億円増額した10億円を要請している。
(関連記事)
・国内産糖の供給量、前期から減少 平成24砂糖年度の需給見通し (2012.12.21)
・北海道と九州の畑作は農業所得上昇 農水省の経営調査 (2012.12.05)
・台風・豪雨被害は100億円超 農水省が応急調査 (2012.11.28)
・砂糖収量の大幅増が可能に 生産性高める世界初の技術開発 アサヒグループと農研機構 (2012.10.19)
重要な記事
最新の記事
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(2)今後を見据えた農協の取り組み 営農黒字化シフトへ2025年1月23日
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(3)水田に土砂、生活困惑2025年1月23日
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(4)自給運動は農協運動2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(1)2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(2)2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(3)2025年1月23日
-
元気な地域をみんなの力で 第70回JA全国女性大会2025年1月23日
-
鳥インフル 米アイオワ州など5州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月23日
-
鳥インフル 英シュロップシャー州、クルイド州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月23日
-
スーパー売り上げ、過去最高 野菜・米の価格影響 「米不足再来」への懸念も2025年1月23日
-
福島県産「あんぽ柿」都内レストランでオリジナルメニュー 24日から提供 JA全農福島2025年1月23日
-
主要病虫害に強い緑茶用新品種「かなえまる」標準作業手順書を公開 農研機構2025年1月23日
-
次世代シーケンサー用いた外来DNA検出法解析ツール「GenEditScan」公開 農研機構2025年1月23日
-
りんご栽培と農業の未来を考える「2025いいづなリンゴフォーラム」開催 長野県飯綱町2025年1月23日
-
ウエストランドが謎解きでパフェ完食 岡山の希少いちご「晴苺」発表会開催 岡山県2025年1月23日
-
「農業でカーボンニュートラル社会を実現する」ライブセミナー配信 矢野経済研究所2025年1月23日
-
【執行役員人事】南海化学(4月1日付)2025年1月23日
-
【人事異動】クボタ(2月1日付)2025年1月23日
-
種籾消毒処理装置「SASTEMA(サスティマ)」新発売 サタケ2025年1月23日
-
油で揚げずサクッと軽い「お米でつくったかりんとあられ 抹茶」期間限定発売 亀田製菓2025年1月23日