販売量は前年比増も経常利益はダウン ミツハシ2013年2月18日
米卸の(株)ミツハシがこのほど第46期(2011年10月?2012年9月)の業績を公表した。
同社によると販売量は精米販売で2000t増え10万tとなった。量販店、業務用ともに伸びたという。
売上高は364億5500万円で前年にくらべて13.2%増加。営業利益は5億1100万円(前年比▲2億8400万円)、経常利益は5億4700万円(同▲2億6100万円)、当期純利益は5億5200万円(同▲9億2100万円)と、損益はいずれも前年比減となった。
三橋美幸・代表取締役会長兼CEOは「23年産米は作況101で米価が下がると思われたが高値で推移。原料の値上がり分の価格転嫁は難しく経常利益は大きく減少した」と話す。 24年産は23年産よりも米価が上昇し「仕入れは一段と苦しい。とくに低価格帯の米がない」という。そのため同社は西日本地域の生産法人などから独自に調達する取り組みも始めている。
米価高騰が消費減につながると懸念しながらも、同時に消費拡大策について三橋会長は子育て支援対策の一環として米飯を含む「学校給食の無料化を実現してはどうか」と提唱。「子ども手当よりも安心して子育てできるメッセージになるはず」などと話している。
(関連記事)
・米卸、(株)ミツハシ増益 平成23年決算 (2012.02.09)
・【人事速報】 ミツハシライス (1月1日付) (2011.12.20)
・全精米工場でAIBスーペリアを取得 ミツハシ (2011.06.20)
・米卸から見た米価―なぜ、米価は大暴落したのか (2011.03.15)
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