東洋ライスの金芽米に自然治癒力向上成分2013年6月5日
東洋ライス(株)は6月4日、野村コンファレンスプラザ日本橋で香川大学の稲川裕之准教授を講師に招き、セミナー「新しく発見された金芽米の驚くべき新機能」を開いた。
金芽米は2005年に発表された無洗米だ。栄養価の高い胚芽の基底部や、美味しく栄養機能に優れた亜糊粉層を残し、糠層だけを丁寧に除去したコメだが、とぎ汁を排出しないので環境に負荷をかけず、食味も良く健康にも良いコメとして評価が高い。
最近は、金芽米の美味しさと栄養機能が認められ、ANAのファーストクラス機内食や丸の内タニタ食堂、レストランや旅館をはじめ、各地の社員食堂、医療機関でも採用されている。
稲川准教授は「金芽米の亜糊粉層には、優れた糖脂質(LPS)が多く含まれている。マクロファージ細胞は、体内の異物(死亡細胞や細菌、異物など)を貪食し排除する機能があり、免疫力や自然治癒力を向上させるが、そのマクロファージ細胞を活性化させるのが、糖脂質(LPS)だ」と述べた。
続けて、亜糊粉層を露出含有している金芽米には、通常の精白米に比べ約5.9倍の糖脂質があり、マクロファージ細胞を活性化させること。脳組織のマクロファージは、アルツハイマーの原因であるアミロイドβを貪食除去すること。金芽米には生活習慣病、感染症、認知症、癌、アレルギーなどの疾患を予防し、治療する効果が期待されることなどを解説した。
金芽米の開発者でもある雑賀慶二社長は「人間は本来きちんとした食べ物を摂らなければならない。金芽米は開発当初から、たんなる炭水化物ではなく、健康に良いコメだと思っていた。金芽米を食べ続けていると、その免疫効果の性か、口内炎も治り風邪もひかなくなった。医食同源というが、これからも食の分野で、人間の健康な暮らしのために貢献していきたい」とセミナーを締めくくった。
(写真)
上:雑賀慶二・東洋ライス社長
下:稲川裕之・香川大学准教授
(関連記事)
・映画公開記念キャンペーン 東洋ライス、タニタ(2013.05.22)
・東洋ライス発足 世界初の米関連総合メーカー(2013.03.13)
・3月1日に新会社「東洋ライス株式会社」発足 東洋精米機・トーヨーライス(2013.02.20)
・話題のタニタ食堂と金芽米がコラボ 「タニタ食堂の金芽米」など発売 トーヨーライス (2012.11.22)
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】チュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 埼玉県2024年11月5日
-
【特殊報】二ホンナシに「ニホンナシハモグリダニ」県内で初めて確認 佐賀県2024年11月5日
-
【注意報】トマトに「トマト黄化葉巻病」 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年11月5日
-
肥料費 28%増 米生産費 8年ぶりに10a13万円台 23年産米2024年11月5日
-
9割方が成約したクリスタルの取引会【熊野孝文・米マーケット情報】2024年11月5日
-
愛媛で豚熱 国内94例目 四国で初2024年11月5日
-
「ちんたいグランプリ2024」で準グランプリ受賞 ジェイエーアメニティーハウス2024年11月5日
-
生産量日本一 茨城県産「れんこん」30日まで期間限定で販売中 JAタウン2024年11月5日
-
「秋のまるごと豊橋フェア」7日から全農直営飲食店舗で開催 JA全農2024年11月5日
-
SAXES乾燥機・光選別機向けキャンペーンを実施 分析サービス「コメドック」無料お試しも サタケ2024年11月5日
-
中古農機具の買取販売専門店「農機具王」決算セール開催中 リンク2024年11月5日
-
ニッポン全国めん遊記「冬・年越しそばを噛みしめて」160人にプレゼント 全乾麺2024年11月5日
-
【人事異動】J-オイルミルズ(11月1日付)2024年11月5日
-
「起農みらい塾」食のイベント会場で学びの成果を披露 JAグループ広島2024年11月5日
-
グループの特例子会社2社を合併 クボタ2024年11月5日
-
病害虫対策を支援 農業向けアプリ「FAAM」をアップデート 11月中旬に配信2024年11月5日
-
乳の価値再発見「ジャパンミルクコングレス」最新のミルク研究を発表 Jミルク2024年11月5日
-
日本酒を鍋料理と合わせて楽しむ「鍋&SAKE」キャンペーン実施 日本酒造組合中央会2024年11月5日
-
宅配インフラ活用 家に居ながらフードドライブに協力 パルシステム千葉2024年11月5日
-
草刈りは手放しで AI+自律走行「MAIRAVO」コンセプト機発表 オカネツ工業2024年11月5日