米国トウモロコシ作付面積3941万ha 9割GM2013年8月8日
米国農務省(USDA)は、2013年の米国内農作物作付状況についてさきごろ発表した。
これによると13年度のトウモロコシ作付面積合計は約3941万ha(9740万エーカー)で、12年度よりわずかに増加すると予測している。この数字は、1936年に約4127万ha(1億200万エーカー)を記録して以来の最大の作付面積だ。
トウモロコシの総作付面積のうち遺伝子組換え(GM)品種の割合は12年度より2%増えて90%を占めている。GM品種の内訳は、害虫抵抗性(Bt)だけをもつものが12年度より10%減少して5%に、除草剤耐性だけをもつものが同7%減少して14%に、害虫抵抗性と除草剤耐性の両方の性質をもつスタック品種が19%増えて71%と予測されている。
大豆の作付面積合計は、前年から1%増加して過去最高の約3144万ha(7770万エーカー)と予測している。そのうちGM品種の割合は前年と同じ93%で、すべて除草剤耐性品種となっている。
ワタは前年から17%減少し約417万ha(1030万エーカー)と予測。そのうちGM品種の割合は前年より4%減の90%と予測している。内訳は害虫抵抗性だけをもつものが前年より6%減の8%に、除草剤耐性だけをもつものが同2%減の15%に、スタック品種が4%増の67%と予測されている。
詳細は米国農務省(USDA)NASSホームページで。
(関連記事)
・【ブックガイド】世界の飼料穀物需給 -トウモロコシ需給の構造変化-(2013.07.11)
・トウモロコシ種子の販売増加 モンサント(2013.04.27)
・農業残滓のトウモロコシ茎葉からエタノールを生産 デュポン(2012.12.12)
・中国、トウモロコシの輸入先多元化を検討―国内生産量は史上最高(2012.11.29)
・期末在庫 17年ぶりの低水準 米国のトウモロコシ(2012.08.15)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日