小麦収穫量6%減 北海道で減る 農水省2013年11月25日
農水省は11月19日、平成25年産4麦(小麦、二条大麦、六条大麦、はだか麦)の収穫量の調査結果を公表した。4麦合計の収穫量は98万5500tで、前年に比べて4万4500t(4%)減少した。
【小麦】
作付面積は21万200haで前年より1000ha増えたが、収穫量は同7%減の80万5800tと落ち込んだ。
収穫量が減ったのは、主産の北海道での10aあたり収量が433kgと、作柄のよかった前年に比べて12%減と大きく減ったため。北海道の収穫量は、同10%減の52万7900tだった。
一方、都府県では、10aあたり収量は315kgで前年に比べて4%上がり、収穫量も同2%増の27万7900tだった。
【二条大麦】
収穫量は11万3100tで前年に比べて700t(1%)増えた。
作付面積は同800ha(2%)減って3万7500haだったが、天候が良かったため、10aあたり収量は302kgで同3%増だった。
収穫量の都道府県別割合は、栃木が1位で31%、次いで佐賀23%、福岡14%、岡山6%となっている。
【六条大麦】
作付面積は前年に比べて200ha(1%)減の1万6900haだったが、収穫量は5万1900tと前年に比べて4100t(9%)増だった。
収穫量の都道府県別割合は、福井が1位で30%、次いで富山19%、茨城11%、栃木10%となっている。
【はだか麦】
作付面積は同40ha(1%)増の5010haだったが、収穫量は2400t(20%)増の1万4600tと大きく増えた。
10aあたりの収穫量は前年より19%増え291kgだった。
収穫量の都道府県別割合は、愛媛が1位で32%、次いで香川24%、大分20%、福岡8%となっている。
(関連記事)
・小麦作付面積1000ha増 農水省(2013.10.24)
・飼料用稲麦二毛作の技術マニュアル作成(2013.10.23)
・小麦、収穫量2%増 都府県の麦類統計(2013.09.27)
重要な記事
最新の記事
-
(393)2100年の世界【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月19日
-
【'24新組合長に聞く】JA鹿児島きもつき(鹿児島) 中野正治組合長 「10年ビジョン」へ挑戦(5/30就任)2024年7月19日
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(1)地域住民とともに資源循環 生ごみで発電、液肥化2024年7月18日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日
-
【注意報】過去10年間で最多誘殺 水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年7月18日
-
【注意報】平年の4倍 水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年7月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「財務省経済産業局農業課」て何?2024年7月18日
-
1970年代の農村社会の異質化の進展と農業【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第299回2024年7月18日