棚田保全・再生など 6団体が受賞2013年12月11日
平成25年度「田園自然再生活動コンクール」
一般社団法人地域環境資源センターは12月9日、都内で平成25年度「田園自然再生活動コンクール」の表彰式を行った。
このコンクールは、農村地域で農業者、地域住民、NPOなどが協力して、営農しながら自然環境の保全・再生をめざす取り組みを表彰するもの。
今年は全国23都道府県から34団体の応募があり、農水省農村振興局長賞には丸山千枚田保存会(三重県熊野市)が選ばれた。同会は紀伊半島南部の山間地で、地域一体で耕作放棄された棚田を復旧させた。さらに棚田のオーナー制度や企業・大学と連携した農作業サポーター制度など、活動の幅を広げ、地域のまつりなど伝統行事も復活させたことなどが評価された。
◇
全受賞団体は次の通り。
▽農水省農村振興局長賞(農業・農村振興、地域づくり)
丸山千枚田保存会(三重県熊野市)
▽環境省自然環境局長賞(自然生態系の保全・再生)
田ノ浜ツシマヤマネコ共生農業実行委員会(長崎県対馬市)
▽復興奨励賞(地域の復興)
3.11北上地域農業復興会議(宮城県石巻市)
▽子どもと生きもの賞(子どもたちへの環境教育)
せせらぎの郷(滋賀県野洲市)
▽地域資源活用賞(地域の環境資源の利用)
淡路東浦ため池・里海交流保全協議会(兵庫県淡路市)
▽オーライ!ニッポン賞(都市と農村の共生など)
北庄中央棚田天然米生産組合(岡山県久米南町)
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