災害に備え、米備蓄増える 無洗米協会が調査2014年1月17日
保存場所・方法の研究呼びかけ
普段から米を備蓄している人は4割で、そのうちの9割がローリングストックを実施していることが、このほど分かった。それも東日本大震災以後始めた人が約43%を占める。一方で災害時に炊飯器なしで米を炊ける自信のある人は50歳代でも33%にすぎない。全国無洗米協会が、全国の主婦400人に調査した。
ローリングストックとは、日常生活の中で使う食材を多めに備え、使いながらいざというときに備える方法。多くの家庭では、意識しないでも、何らかの形でこの方法をとっており、調査では約5割が1?2週間分の余裕をもたせて購入している。
このなかで主食の米は、半数近くが1?3カ月分備蓄しており、その理由の6割は、いざという時の備えとしている。ただ9割以上の人が普段、電気炊飯器を利用しており、鍋とカセットコンロで炊けるという人は少ない。
無洗米は災害による断水の時役立つだけでなく、保存状態がよいと普通米より保存性にすぐれているが、このことを正しく理解している人は約4割だった。
このため無洗米協会は、無洗米を日常的に使用し、ローリングすることを提案する。無洗米は普通米より保存性が高いのだが、保存状態が悪いと、この限りでない。食料備蓄で困っていることとして、「場所・スペースがない」という人が一番多い。「冷暗所」や「直射日光を避けた風通しのよい場所」といっても、具体的な場所や方法が分からないというのが実情だ。
実際は湿気の高い台所に保存している人が9割を超えてている。このため同協会は「具体的に一般の人が実行可能な方法を提案する必要がある。併せて、災害時に備え、炊飯器無しでご飯がたける方法を提案していきたい」という。
(関連記事)
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