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国産大豆、価格急騰 60kgあたり1万4013円2014年4月8日

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 日本特産農産物協会は3月12、26日に行った平成25年産国産大豆の入札取引結果を公表した。落札価格は2月の入札取引に比べて41.5%高の1万4013円と、大きく値上げした。

◆豆腐原料に高値

 合計2回の入札では、普通大豆2876t、特定加工用大豆1432tの計4307tが上場され、普通2786t、特定加工用1363tの計4149tが落札された。
 60kgあたりの落札価格は、普通1万4467円(前回比42.2%高)、特定加工用1万3085円(同43.1%高)だった。
 3月までの累計入札取引結果は、上場数量が普通1万3863t、特定加工用6445tの計2万308t。落札数量が普通1万2495t、特定加工用5932tの計1万8426t。落札価格は普通1万510円、特定加工用9485円となっている。
 品種では、主に豆腐原料として使われるフクユタカ(愛知、福岡、佐賀などが主産)、エンレイ(新潟、富山)などが高値を付けた。特に普通大豆の福岡中粒フクユタカ1万8635円、佐賀大粒フクユタカ1万8327円など、1万8000円を超える値が付けられた。
 次回の入札は4月16日に予定されている。

◆ニーズ高いが生産減

 3月の取引価格が急騰したのは、25年産大豆の不作が要因だ。
 2月に農水省は25年産大豆の収穫量統計を発表したが、台風や少雨などの天候不良を要因に、24年産に比べて3万7900t(16%)少ない19万8000tだった。これをうけて3月上旬、主な国産大豆の売り手であるJA全農が年間の集荷予定数量を約2万t引き下げ15万tに下方修正した。
 さらに近年、生産コストの上昇を小売での価格転嫁につなげ難い「豆腐」などの一部商品については、原料を国産大豆にすることで高付加価値化しようという商品づくりがすすめられている。そのため、国産大豆に対するニーズは高まっているが、その一方で、飼料用米や加工用米などの作付増にともない作付面積は減少している。
 こうしたことを背景に、実需者側からの引きあいが急速に高まり、国産大豆の価格が高騰した。
 日本特産農産物協会では、「23、24年産とも、作柄がよかったにもかかわらず、国産大豆へのニーズの高まりを受けて値が上がった。そこに25年産の不作が明らかになり価格は急騰した。輸入品のNON-GM大豆も価格は上がっている」との現状認識から、長期的に見ても高値が続くと見ている。


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