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和食で生活習慣病予防 金芽米の効果も報告2014年4月17日

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 一般社団法人日本生活習慣病予防協会は4月14日、東京・日本橋で、医療・保健指導従事者を対象とした特別セミナー「生活習慣病予防のための効果的な"和食生活"とその指導」を開催した。

◆「一無、二少、三多」で健康に

 セミナー開催にあたり、同協会の池田義雄理事長は、自身が提唱した「一無、二少、三多」の生き方に触れあいさつした。一無とは、煙草を吸わないこと、二少とは、飲酒量と食事量を少なくすること、三多とは、活動量を多くし、多く休養し、多くの人や事物に触れることだ。
 東京慈恵会医科大学の和田高士教授は、「喫煙は血流を妨げる。アルコールは、ビール中瓶1本、酒1合、ウイスキーダブルで1杯のいづれか一つで止めると、全く飲まない人より長生きできる」と解説した。
 特別講演で香川大学医学部の稲川裕之准教授は「免疫力を強化して健康寿命をのばす!亜糊粉層とマクロファージの機能・研究成果紹介」のテーマで講演した。
 稲川准教授は、健康寿命を阻害する生体内異物の排除を、自然免疫(マクロファージ)が担うこと、マクロファージの機能を維持するために、最も効果のある免疫ビタミンはLPS(糖脂質)であること、金芽米にはLPSが精白米の6倍も含まれていること、金芽米の優れた免疫力の秘密は亜糊粉層にあることなどを、最新の研究成果を踏まえ、詳述した。

◆金芽米は「昔の米の現代版」

講演する雑賀慶二社長 東洋ライスの雑賀慶二社長は、「マクガバンレポートが示唆するもの」のテーマで講演し、「病の原因は食べものにあり、肉類を減らし、精製していない穀類を食べること」が健康にいいことを紹介。「ただし現代の玄米ごはんは、食べにくく消化も悪く、むしろ健康に良くない。元禄時代以前の搗いた米は白米ではないが、食べやすく消化も良い。金芽米はいわば昔のコメの現代版だ。糠は米に健康の康と書くが、白米は粕の字になる。私は40年前、亜糊粉層を白米に残せば健康米になると考えた」と金芽米開発の経緯を述べた。
 また白米と金芽米を比較すると、マルトースが60倍、オリゴ糖が12倍、LPSが6倍など金芽米には健康成分が多いことから、金芽米を食べ続けると中性脂肪やコレステロールが減少し、体調が改善することの調査結果を説明した。
 雑賀社長は「自分が10年前と体型・体調が変わらず健康で暮らせるのも、金芽米の薬食同源効果のたまもの」と語り、講演を締めくくった。

(写真)
講演する雑賀慶二社長


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