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国産大豆、引き続き高値 4月の入札結果2014年5月8日

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 日本特産農産物協会は4月16日に行った平成25年産国産大豆の第8回入札取引結果を公表した。60kgあたりの落札価格は先月に引き続き大きく値上がりし1万6888円となった。

 4月の入札では、普通大豆2274t、特定加工用大豆946tが上場され、普通大豆は全量、特定加工用は897tが落札された。60kgあたり落札価格は普通大豆が前月に比べて2794円(19.3%)高い1万7261円、特定加工用は同2858円(21.8%)高い1万5943円となった。
 国産の大豆価格は、農水省が2月に25年産が不作だったとの統計を発表して以来、落札価格が跳ね上っている。3月の取引では、前年同月に比べ4割以上高い1万4013円になったが、4月も引き続き価格が上がった。
 なかでも、普通大豆で豆腐加工適性の高いフクユタカが、福岡大粒2万1865円、同中粒2万934円、佐賀大粒2万2039円、同中粒2万1056円などと2万円を超えており、これにつられて上場数量が多い北海道の大粒とよまさり(煮豆加工適性が高い)が1万6570円などと値を上げている。
 過去には、平成15、16年に不作の影響で国産大豆価格が2万円前後にまで跳ね上がったことがある。当時の供給量は10万t程度だったが、25年産は不作とは言え15万tほどの供給量がある。また、原料となる大豆の価格が上がったとしても、最終的な商品の店頭小売価格には転嫁しにくいといった現状もある。
 そのため、日本特産農産物協会では、このまま上場が終わる7月頃まで値が上がり続けるかどうかについては、「見通しはわからない」。さらに、これから植え付けの始まる26年産の作付面積なども注視したいとしている。


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