ごはんを食べる女性は健康 JA全農が調査2014年7月18日
「ごはんをしっかり食べる人ほど、健康で、体型を維持している」。JA全農は、全国の20?30代の女性を対象にしたアンケート結果を公表した。
このアンケートは、とくに米の摂取頻度が低い20?30代女性に、米に対する正しい理解やごはん食の良さを知ってもらおうと企画。インターネットを使い、ごはんをほぼ毎日食べる人(1週間6?7食以上)、ほどほど食べる人(同3?5食程度)、ほとんど食べない人(同2食以下)、それぞれ200人ずつ計600人の意見をまとめた。
ごはんは美容に良いと思うか、との質問には、ほぼ毎日食べる人の約7割が「そう思う」と答えた一方、ほとんど食べない人で「そう思う」と答えた人は4割以下となり、ごはんをほとんど食べない人は、ごはんが美容に良いと考えている人が少ないとの傾向が分かった。
しかし、600人中479人と、約8割がダイエット経験者だったが、このうち、ごはんを毎日食べる人のダイエット経験回数は「2?3回」が最多だったのに対し、ほとんど食べない人は「11回以上」が最多となっており、ほとんど食べない人の方が健康管理がうまくできていない傾向にあることが分かった。
ダイエット経験者のうち、炭水化物を取らないダイエットを経験したことがある人は約6割の272人だったが、その4人に3人が「体調や肌の調子が悪くなった」など体に不調が出たと回答していた。
また、半年前と現在で体重がほとんど変わらない人は全体の約半数となる310人だったが、この内訳は、ごはんをほぼ毎日食べる人が4割ほどあった一方で、ほとんど食べない人は3割以下となり、ごはんを毎日食べる人ほど健康的に体型を維持している傾向が強かった。
◇
このアンケート結果について、『キレイに痩せたきゃ炭水化物を食べなさい』などの著書や、食品メーカーのコンサル、飲食店のプロデュースなどで有名な管理栄養士の柴田真希さんは、「ダイエットをするときに、単にカロリーカットをするのではなく、炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルなどそれぞれのバランスをしっかり整えることが重要。お米は炭水化物の中でも燃えやすく、体を温めることができ、パンや麺と比べて脂質が少ないうえにアミノ酸バランスが良いため、食べたからといって太ることはない。お米を無理して抜いてダイエットするのではなく、しっかり食べることでカラダの中からキレイになることができる」とコメントしている。
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