早場地帯の作柄「良」か「平年並み」26年産米2014年8月28日
農林水産省は8月15日現在の26年産米作柄概況を8月27日公表した。
早場地帯(19道県)の作柄は「良」ないし「平年並み」の見込み。田植期以降7月にかけておおむね天候に恵まれたことから、全もみ数が平年並み以上に確保されていると見込まれている。また、登熟も一部地域を除きおおむね順調に推移している。
「良」(作況106以上)の見込みは北海道。「やや良」(作況105?102)は青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、千葉、新潟、長野の10県。「平年並み」(作況101?99)は栃木、富山、石川、福井、三重、滋賀、鳥取、島根の8県。
早場地帯とは8月15日現在の出穂済面積割合がおおむね8割以上を占める19道県。25年産では作付け面積の66.7%を占めた。
遅場地帯はそれ以外の27都府県(沖縄県を除く)。生育の良否は、生育期間を通じて天候に恵まれた関東でおおむね「やや良」、その他の地域では6月中旬以降の低温・日照不足の影響もあり、おおむね「平年並み」で推移している。
今回の作柄概況には8月15日以降の大雨などの影響は折り込まれていない。9月には作況調査が公表されるが、今後の気象条件で作柄が変動することもある。
(関連記事)
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