米麦卸業者の当期利益 約9割の大幅減2014年12月12日
東京商工リサーチ調査
(株)東京商工リサーチは、米麦卸業者449社の2013年度(平成26年4月?27年3月期)の経営状況調査を実施しその結果をこのほど公表した。
米麦卸業者449社の売上高は1兆6031億9900万円で、12年度より1.8%(287億3900万円)増え、当期利益は8億6800万円の黒字だった。当期利益は12年度に比べて、86.1%(53億8700万円)の減少となっており、米消費が減少、米卸価格の下落などから売上げが伸び悩み、大幅な減益となったといえる。13年度に減益だったのは229社(全体の51.0%)と5割を超えている。
449社の13年度損益別では、黒字が352社(78.4%)、赤字が97社(21.6%)だった。12年度の黒字会社は372社だったので、黒字会社が20社減少したことになる。
また米麦卸業者の倒産件数は、12年度の11件から13年度は15件に増加、14年度も9月までに9件の倒産が発生している。倒産の原因として、「販売不振や赤字累積などの業績不振をはじめとする不況型倒産が全体の6割を占め、米卸価格下落による影響が顕在化する動きをみせている」と分析している。
この調査によれば、13年度の売上高は、トップが(株)神明ホールディング(兵庫)の1441億8400万円だったが、同社は12年度に比べて「米卸価格の下落と玄米の落ち込みが影響して」12年度よりも売上高が3.17%減少している。
2位は木徳神糧(株)(東京)で、1054億2000万円で、同社は「MA米の取扱量や外食・コンビニ等向け精米数量が堅調に推移して売上高を伸ばした(前年度比6.77%)」。3位が大和産業(株)(愛知)の875億8100万円(前年度比4.16%増)、4位が全農パールライス東日本(株)(東京)で651億6900万円(同▲2.87%)、5位が(株)ヤマタネ(東京)で509億1500万円(同3.12%増)となっている。
13年度の当期利益のトップは、(株)ヤマタネで11億9900万円(同40.07%増)、次いで(株)神明ホールディングの8億2200万円(同▲41.66%)、大和産業(株)2億2500万円(同▲44.99%)、(株)アグリック(熊本)1億5500万円(12年度は△4100万円)、沖縄食糧(株)(沖縄)1億3400万円(前年度比▲11.26%)となっている。当期利益が10億円を超えたのはヤマタネ1社だけで、1億円を超えているのは、調査449社中11社だけだった。
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