「特A」過去最高42銘柄 穀検の食味ランキング2015年2月20日
一般財団法人日本穀物検定協会は2月19日、平成26年産米の食味ランキングを発表した。今回は、初めて「特A」にランクされた3産地品種を含め、「特A」取得は過去最高の42産地品種となった。
同協会は平成26年産の133産地品種について昨年11月から今年2月までに食味試験を実施した。
26年産米の作柄は、北海道・東日本では概ね平年並み以上となったものの、東海以西では日照不足、低温障害、病虫害の影響で籾数や登熟が平年を下回ったことから、作況指数は全国平均101の平年並みとなった。
そうした中で、42産地品種が食味ランキングの「特A」(25年産は38産地品種)を取得した。今回初めて「特A」を取得した産地品種は、▽岐阜県・飛騨コシヒカリ、▽島根県・つや姫、▽愛媛県・ヒノヒカリの3産地品種。食味試験実施数133点に占める「特A」取得比率は32%となり、これも過去の数値となった。
「特A」にランクされた米が増えてきた理由として、同協会は「おいしい米づくりのための品種改良や栽培技術の向上、産地間競争の結果、全体のレベルが向上した」ことなどを挙げた。
今回は参考品種(食味ランキングの対象品種ではないが県・産地が今後生産を奨励していきたい品種や話題性のある品種を毎年選定し、食味試験を実施した結果を発表するもの)として出品された6産地品種のうち、▽北海道・ふっくりんこ、▽青森県中弘南黒・青天の霹靂が「特A」を取得した。参考品種が正式にランクされるためには、県の奨励品種であることや1500ha以上の作付が必要となる。これまで「特A」取得品種がなかった青森県としては、「特A」取得は悲願であっただけに、参考品種とはいえ「青天の霹靂」の評価は、青天の霹靂ならぬ朗報となった。
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全農(2025年1月1日付)2024年11月21日
-
【地域を診る】調査なくして政策なし 統計数字の落とし穴 京都橘大学教授 岡田知弘氏2024年11月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】国家戦略の欠如2024年11月21日
-
加藤一二三さんの詰め将棋連載がギネス世界記録に認定 『家の光』に65年62日掲載2024年11月21日
-
地域の活性化で「酪農危機」突破を 全農酪農経営体験発表会2024年11月21日
-
全農いわて 24年産米仮渡金(JA概算金)、追加支払い2000円 「販売環境好転、生産者に還元」2024年11月21日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
鳥インフル カナダからの生きた家きん、家きん肉等の輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
JAあつぎとJAいちかわが連携協定 都市近郊農協同士 特産物販売や人的交流でタッグ2024年11月21日
-
どぶろくから酒、ビールへ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第317回2024年11月21日
-
JA三井ストラテジックパートナーズが営業開始 パートナー戦略を加速 JA三井リース2024年11月21日
-
【役員人事】協友アグリ(1月29日付)2024年11月21日
-
畜産から生まれる電気 発電所からリアルタイム配信 パルシステム東京2024年11月21日
-
積寒地でもスニーカーの歩きやすさ 防寒ブーツ「モントレ MB-799」発売 アキレス2024年11月21日
-
滋賀県「女性農業者学びのミニ講座」刈払機の使い方とメンテナンスを伝授 農機具王2024年11月21日
-
オーガニック日本茶を増やす「Ochanowa」有機JAS認証を取得 マイファーム2024年11月21日
-
11月29日「いい肉を当てよう 近江牛ガチャ」初開催 ここ滋賀2024年11月21日
-
「紅まどんな」解禁 愛媛県産かんきつ3品種「紅コレクション」各地でコラボ開始2024年11月21日
-
ベトナム南部における販売協力 トーモク2024年11月21日
-
有機EL発光材料の量産体制構築へ Kyuluxと資本業務提携契約を締結 日本曹達2024年11月21日