冷凍の米飯、パスタ伸びる2015年3月11日
冨士経済が需要動向予測
冷凍米飯類、冷凍パスタの需要が拡大している。(株)冨士経済が、2014年度(見込み)で、64品目の加工食品市場を調査し、このほど発表した。
冷凍米飯類(成型タイプ)は234億円の需要で、前年比8.3%増。各社とも「焼きおにぎり」を中心に好調で、“本格”や“朝食”をキーワードにした商品がけん引している。また無菌包装米飯・レトルトライスは、2013年ころから少容量品や銘柄米を利用した商品の投入がみられるなど、シニア層の嗜好に対応した商品が発売され、新規開拓が進んだ。
冷凍パスタは483億円で同じく4.1%の増加だった。2013年は生パスタブームが続く中で、市販用では上位企業が主力ブランドの強化を行い、好調だった。14年も市販用、業務用ともに、市場は引き続き拡大するとみられる。
なお、めん類は2013年まではノンフライめんが拡大を続けていたが、14年には袋めんタイプを中心に一服感が出ており、需要を奪われてきたフライめんのロングセラー商品の回帰が見られる。
(関連記事)
・【炊飯米飯】実需者ニーズにどう応えるのか(2015.02.24)
・茨城の冷凍惣菜づくりに出資 JA6次化ファンド(2015.01.16)
・営農経済事業の改革へ 地域の実態に合わせ工夫を JA-IT研究会(2014.11.19)
・「加工食品に不安」8割 日本公庫が意識調査(2014.09.25)
・「全農ブランド」95アイテムを追加(2014.08.21)
重要な記事
最新の記事
-
(393)2100年の世界【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月19日
-
【'24新組合長に聞く】JA鹿児島きもつき(鹿児島) 中野正治組合長 「10年ビジョン」へ挑戦(5/30就任)2024年7月19日
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(1)地域住民とともに資源循環 生ごみで発電、液肥化2024年7月18日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日
-
【注意報】過去10年間で最多誘殺 水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年7月18日
-
【注意報】平年の4倍 水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年7月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「財務省経済産業局農業課」て何?2024年7月18日
-
1970年代の農村社会の異質化の進展と農業【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第299回2024年7月18日