日本産米の統一ロゴマーク開発2015年3月19日
オールジャパンで輸出拡大
全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会は3月13日、日本産米の統一ロゴマークを開発し発表した。同協議会は、今後も拡大が見込まれる世界の食市場に対して、オールジャパンの体制で高品質な日本産米・コメ関連食品の輸出促進活動の展開に力を入れる。
13日に開いた統一ロゴマーク発表会で同協議会の木村良会長は「日本産米輸出拡大に向けた大きな第一歩と考えている」と述べ日本産米の輸出先トップ3の香港、シンガポール、台湾を重点に現地での店頭プロモーション活動などを展開していく考えを示した。
協議会は昨年11月に設立。JA全農や複数のJAも会員になっているほか、米菓団体、酒造会社なども参加しており、現在68会員。
林芳正農相も駆けつけあいさつ。
「世界の食市場はアジアを中心に大きく拡大することが見込まれている。拡大する需要をどう取り込んでいくかが、日本の農林水産業、食品産業の発展のために不可欠。農林水産物の輸出は昨年は市場最高の6117億円と順調に推移し米も対前年38.6%増と着実な増加をしている。この旗印(=ロゴマーク)を海外にも広げていく後押しを積極的に行いたい。官民協力しながら2020年輸出額1兆円目標に向けてしっかりと取り組みを進めていきたい」などと述べた。
ロゴマークを開発したクリエイティブディレクターの水野学氏は「日本のおいしい米づくりを富士山やしめ縄などのモチーフを用いて表現した。このマークが世界中で活躍してくれることを祈っています」と話した。
キャッチコピーは「THIS IS JAPAN QUALITY 日本のおいしい米。」統一ロゴマークに付けられているQRコードから日本産米の魅力をPRする映像も提供される。映像は日本の美しい自然のなかで行われる米づくりを紹介した米編、高い精米技術を紹介した精米編、炊飯技術と多彩なごはん料理を紹介したごはん編、そして日本酒編の4本を用意した。
同協会の米田実専務は「ロゴマークはそれぞれの精米や米関連商品のブランド名などと合わせて、シールとして張り幅広く利用してほしい」という。今後は幟やポップも準備、「他の国と区別を明確にした日本産米を現地でアピールしていきたい」などと話した。
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