雑賀慶二社長が発明奨励功労賞受賞2015年6月22日
(社)発明協会が主催する、平成27年度全国発明表彰の授賞式が、6月17日に都内で行われ、東洋ライス(株)の雑賀慶二社長が発明奨励功労賞を受賞した。
平成27年度全国発明表彰の授賞式が、6月17日に常陸宮殿下同妃殿下臨席のもと、ホテルオークラ東京で開催された。
同表彰制度は大正8年、日本の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に始まり、以来日本を代表する研究者・科学者の功績を顕彰することにより、科学技術の発展に寄与してきた。
このたび、東洋ライス(株)の雑賀慶二社長が受賞した「発明奨励功労賞」は、発明、考案、および意匠創作の指導、育成、奨励について顕著な功績のある者を対象として贈呈される賞だ。
雑賀慶二氏は、昭和36年に「石抜撰穀機」を開発、日本のご飯から石噛みを無くした「無石米」を初めて世に送り出した。平成3年には、コメのとぎ汁による環境汚染を無くした「無洗米」を開発、平成18年には高栄養と良食味を両立させた「金芽米」を開発した。
さらに本年3月、従来の玄米の概念を打ち破り、「白米のように簡単にふっくらと炊くことが出来、白米のように美味しく食べることが出来る玄米」である『金芽ロウカット玄米』を開発するなど、次々と斬新なコメの加工技術を開発し、日本の食生活の向上に貢献してきた。
一方、昭和38年、私財を投じて財団法人雑賀技術研究所(現、一般財団法人雑賀技術研究所)を設立。以来半世紀にわたり一貫して発明の奨励普及、創造性育成、発明家に対する援助と指導相談、科学技術振興団体への助成等の事業を推進してきた。
また、昭和42年より開始し、昨年で47回目となった「私たちのくふう展」など、一般市民を対象とした啓発活動や催しも積極的に開催してきた。
雑賀慶二氏は現在、東洋ライス(株)の代表取締役社長を務める傍ら、一般社団法人和歌山県発明協会副会長、和歌山市少年少女発明クラブ副会長、一般財団法人雑賀技術研究所名誉会長を務め、引き続き発明の奨励普及に尽力している。
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