(株)マイセンと農林中金等が共同出資「鯖江工場 竣工式」2015年11月16日
(株)マイセンファインフード
(株)マイセンと農林中央金庫等が出資する農林水産業協同組合ファンドが主要株主となり、共同出資して設立した(株)マイセンファインフード(福井県鯖江市)の鯖江工場の竣工式が11月9日に行われた。
同工場では、玄米や大豆を使って食味なども肉に似せたベジミートやグルテンフリー(小麦タンパクなし)の玄米100%パンの製造を行う。今後はHACCP認証、国際的食品安全規格のFSSC2200認証を取得する予定となっている。
竣工式で(株)マイセンファインフードの牧野仙以知代表取締役社長は、福井県内でFSSC22000を取得するのは初めてだと話し、「シビアな衛生管理基準をクリアした安全な製品で、健康に気を遣われている皆様やアレルギーなどで困っている皆様に喜んでいただくこと」と願いを語った。またTPP大筋合意を受け、「当社としてはベジタリアンの方々など海外の需要も取り込んでいくことで、強い農業を実現していきたい」と述べた。
同式典に出席した農林中央金庫の山田秀顕常務理事は「農林中央金庫は、JAバンクの一員として、農林水産業の発展に寄与することを第一の使命とし、『グローバルな食市場獲得応援』、『農畜産物の付加価値向上』、『担い手の規模拡大等応援』、『地域活性化応援』の4つの視点から、事業規模2兆円、真水1000億円規模の各種施策を展開している」と話し、その1つが農林水産業協同組合ファンドとした。「26年5月に当ファンドを通じてマイセンファインフードに出資させていただき、今期の工場建設資金に活用いただいた。出資後も、仕入・販売面における取引先のご紹介、国内外の商談会へのご出展案内等を行い、事業者様の成長をサポートすることに尽力している」と今後の更なる発展への期待を述べた。
当日は他に、鯖江市池田達昭副市長などの来賓、60人が出席した。
(写真)鯖江工場外観、テープカット、インタビューに答える牧野代表取締役社長(左)と農林中央金庫の山田常務
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