加工用米の生産拡大を-業界団体が呼びかけ2016年4月13日
全国加工米需要者団体協議会は4月12日、稲作生産者に向けて28年産加工用米の生産拡大へのメッセージを出した。
同協議会は主食用米の生産が減少するなかで原料米の確保が困難になってきており、日本の伝統的な食品産業が窮地に陥りかねないことを訴えている。
業界は米菓、和菓子、味噌、日本酒、穀粉など伝統的な食品の製造・販売を行っている。
主食としてごはんの需要が減少するなか、ごはんとしてだけでなく、米の加工品として国民に提供するとともに、世界に発信するため輸出拡大についても積極的に取り組んでいる。
こうしたなか同協議会は「国民の国産米志向がますます高まっているなか、国産米の安定調達に向け計画的な生産が可能な加工用米に取り組んでいきたい」として、稲作生産者の協力なくして日本の伝統的な食文化の継承もできないことから「加工用米の生産拡大」に取り組むよう呼びかけている。
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