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お米料理店「金のダイニング」銀座にオープン 東洋ライス2016年9月16日

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 東洋ライス(本社:東京都中央区、雑賀慶二社長)は、独自の精製技術により、米本来の高い栄養価と旨み・甘みを復活させた「金芽米」や「金芽ロウカット玄米」といった機能性米を中心にして、米が持っている魅力を様々な料理やスイーツなどで提供するお米料理店「金のダイニング」を9月16日、中央区銀座にオープンした。

「金のダイニング」外観と店舗内観「金のダイニング」外観と店舗内観

 「金のダイニング」では、海外でも話題の機能性米「金芽米」・「金芽ロウカット玄米」を中心に、さらに独自の精製技術、加工技術、熟成技術、ブレンド技術を駆使した新しい概念の「熟成米」や、「黒米」などを米ラインアップに加え、多様なお米料理を来店者に提供していく。
 同社では同店を通じ、今まで知られていなかった米の「凄さ」を来店者に知ってもらうとともに、その情報を広く発信していく考えだ。
 また銀座は、海外からの旅行客も多いことから、外国人に対しても、日本のコメの品質の高さや美味しさ、さらに健康効果等もアピールする拠点として同店を活用していく方針だ。
 具体的には、先行して「寿司」を昼・夜に時間帯を限定し、提供していく。11月中旬には、お米料理のバリエーションを増やすと共に、営業時間を全日に拡大する。
 朝は「お粥・おにぎり」、昼は「丼・ちらし鮨・定食」、午後は「お米スイーツ」、夜は「にぎり鮨」というように、一日を通してそれぞれの時間帯に合わせた多彩なお米料理を提供していく。
 さらに同店では、子どもから大人までを対象に、米を学ぶ様々なイベントを実施する。子どもには「食育」や「職業体験」の場として、お米スイーツを作れる「パティシエ」体験、店のカウンター内で実際に寿司を提供する「板前」体験などを通して、普段は意識しない米への、気付きの場を設ける。
 大人には、スタンダードなお米料理から、イタリアでは定番の「ライスサラダ」などの応用編まで、新しい米を使用したワールドワイドなお米料理体験を予定している。
 また同店では、全国各地の様々な銘柄米も取り扱う予定で、その生産者と消費者とが直接交流するイベントを開催し、生産者の想いや生産の現状を、多くの消費者に知ってもらう機会を積極的に設けていく考えだ。
 近年、日本では食の多様化や炭水化物ダイエットなどの流行を背景に、米消費量が減少の一途を辿っている。
 一方海外では、低カロリー・低脂肪の日本食の普及が進んでいるが、シンガポールでは、精白米を摂取すると糖尿病リスクを高めるため、保健当局が摂取しないよう呼びかけるなど、単なる炭水化物としてのコメは受け入れられないという機運が高まっている。 
 しかし、コメはもともと「生薬」の機能を持った食物であり、滋養強壮の薬として重用されてきた。ところが江戸期に美味しさを求めて白米が登場すると、食味は向上したものの生薬としての機能が失われてしまった。逆に脚気などの江戸患いの原因になった。
 同社では新たな精製技術を開発し、コメの美味しさを高め、同時に機能性を復活させた「金芽米」や「金芽ロウカット玄米」を開発し、これまでそれら機能性米をPRしてきたが、今後は創業55年で培った米に関する技術やノウハウを、「金のダイニング」を通じて発信していく。
 同社は米の持つ本来の魅力や、日本人が失いつつある米を食べる喜び、日本の米の大切さを伝えることで、改めて日本の米を見直し、コメ需要を喚起させ、機能性米などにより人々の健康寿命の増進に寄与していく所存を表明した。
(写真)「金のダイニング」外観と店舗内観

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