28年産 全国作況「103」-作付け面積は減少2016年10月3日
農林水産省は9月30日、28年産水稲の作付面積と9月15日現在の作柄概況を発表した。全国の作況指数は「やや良」の103の見込みとなった。全国作況が103となったのは平成13年以来、15年ぶり。
水稲の作付面積(青刈り面積を含む)は161万1000haとなり、前年産にくらべ1万2000haの減少が見込まれる。このうち主食用作付見込面積は138万1000haとなり、前年産にくらべ2万2500haの減少が見込まれる。
9月15日現在の作況指数は「やや良」の103となった。天候に恵まれたことから、全もみ数は「平年並み」、「多い」となった。また登熟もおおむね順調に推移していることから、全国の10a当たり予想収量は545kgと前年産にくらべ14kgの増加が見込まれる。
今年の作柄は天候がおおむね良かったことと台風の被害はあったものの限定的だったこと、また病害虫の発生が少なかったことなどが影響したという。なお台風16号は9月15日以降に九州、四国に被害をもたらしたがその影響は次回の10月15日現在の作柄概況に反映される。
地域別の作況指数は、北海道=103、東北=102、北陸=107、関東・東山=101、東海=102、近畿=101、中国=102、四国=103、九州=102、沖縄=95となっている。
北陸の107は昭和52年以来。県別では新潟県が108で同県として過去最高値の見込みとなっている。県別では28道県で「やや良」(105~102)となっている。
主食用作付面積に10a当たり予想収量をかけた主食用の予想収穫量は751万5000tで、前年産にくらべて7万3000tの増加が見込まれる。
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