米の民間在庫 来年6月194万tの見込み-28年産作況「103」2016年10月31日
農林水産省は10月15日現在の28年産水稲の作付面積と予想収穫量を28日に公表した。
28年産水稲の作付面積(子実用)は147万8000haで前年産にくらべて2万7000ha減少した。このうち主食用作付け見込み面積は138万1000haで前年産にくらべ2万5000haの減少が見込まれる。
全国の10aあたりの予想収量は544kgとなり、前年産より13kg増加が見込まれた。9月15日現在より1kg減となったが、全国作況は「103」で変化はなかった。
ただ、北海道、東北、近畿、四国、九州では9月15日現在よりそれぞれ1ポイント低下した。
予想収穫量は804万4000tとなり、前年産にくらべ5万8000tの増加が見込まれる。このうち主食用の予想収穫量は749万8000tで9月15日現在より1万7000t下回る見込みとなった。
今年6月末の民間在庫量は205万tで28年産米の生産数量を750万tとすると来年6月までの主食用米の供給量は955万tとなる。一方、7月から来年6月までの需要量は761万tと見込まれており、6月末の在庫量は194万tとなる見込みだ。
ふるい目幅別重量分布の全国平均では、1.85mm以上の玄米の重量割合は96.5%と見込まれている。直近5年の平均値にくらべて0.5ポイント高くなっている。
玄米の品位状況は整粒の重量割合が72.9%と前年産にくらべて0.8ポイント高くなっている。
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