神明初の直営外食店「SABAR+(プラス)」を東京・上野に出店 (株)神明2016年11月22日
(株)神明と(株)鯖やは、業務提携を結び、サバ料理専門店「SABAR+」を12月9日、上野に出店する。
米卸の最大手(株)神明(本社:神戸市中央区、藤尾益雄社長)と、とろさば料理専門店(株)鯖や(本社:大阪府豊中市、右田孝宣社長)は、業務提携を結び、その一環として「神明」初の直営外食店舗であり、「鯖や」初のFC店舗となる新たなサバ料理店「SABAR+」上野マルイ店を、12月9日にオープンする。
場所柄、若年層をターゲットとした店舗だ。
和食の原点は、ご飯と魚と味噌汁の組み合わせだが、日本の若年層は米離れ、魚離れが進んでいるという危機感が両社の提携に結びついた。
両社の事業環境は、米の消費が減り続けている米業界と、漁獲量や価格の問題からの魚離れという消費現状が共通している。
マグロやサーモンはメジャーの魚だが、サバはマイナーだとする風潮、ご飯は炭水化物であり、太る原因だとする誤った認識からの脱却を図ることも、「日本の食文化を守る!」という両社の思いに繋がった。
新店舗の「SABAR+」で神明は、宮城県産の玄米「金のいぶき」を提供する。「金のいぶき」は同県の古川農試が開発した品種。通常の炊飯でも食べられる玄米で、食味評価が高い。
ギャバなどの機能性成分を含む胚芽が大きく食物繊維も多い。28年産では1500トンの収穫があったという。現状では希少品種だが、新店舗では「金のいぶき」に「ひとめぼれ」をブレンドしたご飯を提供する。
鯖やは八戸産のトロ鯖をブランド化することで、サバ全体のイメージアップを図る。共に東日本大震災からの復興支援という側面がある。
(写真)業務提携する藤尾社長(左、神明)と右田社長(鯖や)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日