東京農大・東洋ライスが 包括連携協定を締結 東洋ライス2016年12月13日
東京農業大学(東京都世田谷区、高野克己学長)と、東洋ライス(株)(東京都中央区、雑賀慶二社長)は、食品及び関連産業の活性化に貢献する活動を行うとともに、食品開発への支援を通じた国際協力活動を展開し、地球規模での食糧・環境問題への貢献を目指すことで合意し、12月7日、包括連携協定を締結した。
東京農大は、125年の歴史を有する日本初の私立の農学校であり、現在は農学を専門に扱う日本で唯一の大学として、生命・食料・環境・健康・バイオマスエネルギー・地域創成などに関する基礎から応用までの研究と、その研究成果を社会へ還元する取り組みを、積極的に行っている。
東洋ライスは、環境に優しい稲作に適した土づくりから、精米機器の開発、コメ販売、炊飯事業までを手がける「お米に関する総合メーカー」として活動を続ける中で、かつてコメが持っていた生薬としての機能を取り戻したコメを開発すると共に、その普及により予防医学の推進を図り、我が国の医療費削減を目指している。
このたびの包括連携は、高い志を更に深めたいという両者の思惑が一致したもので、他にない特長を活かし、実のある貢献につなげていきたい、と両者ともに考えている。東京農大の創設理念でもある「実学の精神」にも沿うものだ。
また、東洋ライスの雑賀慶二社長は、長年に亘って米の研究に携わってきた。その知見に基き、新たな精米技術の開発や金芽米などの新商品を開発し、米の需要拡大に貢献してきた。
雑賀慶二氏には、米を巡る多様な分野において、今後さらなる新たな研究や開発が期待されているが、同氏は本年6月に東京農業大学客員教授に就任しており、このたびの同大学との連携と併せ、国内外で活躍する人材の育成にも努めていく考えだ。
◎包括連携の内容
1.食品及び関連産業の活性化に向けた連携
2.食品開発への支援を通じた国際協力活動における連携
3.人材育成に関する連携
4.その他両者の協議により必要と認める連携。
(写真)包括連携協定締結式で。(左)高野克己東京農大学長と雑賀慶二東洋ライス社長・東京農大客員教授
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