飼料用米生産を呼びかけ-飼料業界2017年3月31日
協同組合日本飼料工業会など業界4団体は3月28日、稲作生産者に向け飼料用の安定生産を呼びかけるメッセージを出した。
国産飼料用米は28年産で48万tまで生産が拡大した。4団体は国産飼料用米のさらなる生産拡大に対応するため、一部の飼料工場で設備投資を行っており、当面の年間使用可能数量は4団体で120万t程度となっているという。
こうした状況を稲作生産者につたえ、国産飼料用米は4団体の飼料メーカーで十分に利用できる体制にあることと、輸入トウモロコシの代替として食料自給率を高める飼料原料として大きな期待があることなどから、「安心して国産飼料用米の生産に取り組んでほしい」と呼びかけている。
4団体は協同組合日本飼料工業会、くみあい飼料工場会、全国酪農農業協同組合連合会、日本養鶏農業協同組合連合会。 なお、JA全農はJAグループとして29年産で飼料用米60万t生産を目標に掲げている。
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