干ばつ条件で2~3割増収へ 遺伝子組み換えイネ2017年4月10日
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター(JIRCAS)と国立研究法人理化学研究所は、国際熱帯農業センター(コロンビア)と筑波大学の国際共同研究を通じ、干ばつ耐性が向上した遺伝子組み換えイネの開発に成功したことをこのほど発表した。
JIRCASと理化学研究所は長年にわたりモデル植物のシロイヌナズナ(キャベツやブロッコリーに代表されるアブラナ科の一年草)と使って、植物が乾燥ストレスに耐えるためのメカニズムの解明に取り組んできた。乾燥ストレスに働く遺伝子の一つガラクチノール合成酵素遺伝子の機能を強化したシロイヌナズナが高い乾燥ストレス耐性を示すことがわかった。
この遺伝子を導入した遺伝子組み換えイネは、非遺伝子組み換えに比べガラクチノールを多量に蓄積し、干ばつの環境下でも高い収量を示すことを実証した。
今後はアフリカや南米の異なる栽培環境下で現地栽培試験を行い、干ばつ条件で原品種より2~3割の増収を目指す。
重要な記事
最新の記事
-
令和7年春の叙勲 JA山口中央会元会長・金子光夫氏、JAからつ組合長・堤武彦氏らが受章2025年4月29日
-
【'25新組合長に聞く】JAようてい(北海道) 金子辰四郎組合長(4/11就任) 「国民の胃袋」支える誇り胸に2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(上)2025年4月28日
-
全農 備蓄米 4月に5万5000t出荷2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(下)2025年4月28日
-
【JA人事】石塚克己(茨城県)石塚克己組合長を再任(4月26日)2025年4月28日
-
令和7年度「3-R畜産たい肥散布体験会」を開催 JA全農ひろしま2025年4月28日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年4月28日
-
二重米価制で農政を刷新せよ【森島 賢・正義派の農政論】2025年4月28日
-
ジャガイモ・馬鈴薯・ニドイモ・ナツイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第337回2025年4月28日
-
【農業協同組合研究会】5月31日に研究大会 新基本計画と今後の農政テーマに2025年4月28日
-
里山再生ビオトープ「クミカ レフュジア菊川」創設 クミアイ化学工業2025年4月28日
-
JA大阪南管内ブドウ圃場で農業資材「スキーポン」試験開始 アクプランタ2025年4月28日
-
「世界ミックスダブルスカーリング選手権」日本代表チームの食事をサポート JA全農2025年4月28日
-
「JA全農杯全国小学生選抜サッカー決勝大会」全国から出場計16チームが決定2025年4月28日
-
JAタウン イメージキャラクター「じぇー太」のクリアファイル新発売2025年4月28日
-
全農杯全日本卓球選手権大会栃木県予選会 副賞のとちぎ和牛など「ニッポンの食」で子どもたちを応援 JA全農とちぎ2025年4月28日
-
和紙の製造技術を応用した農業用マルチシート「和紙マルチ」販売開始 日本製紙パピリア2025年4月28日
-
国産ジビエ認証施設に宮城県「大崎市ジビエ食肉処理加工等施設」認証 農水省2025年4月28日
-
お茶を楽しむ「チャチャっとお茶生活キャンペーン」開始 農水省2025年4月28日