会津産厳選コシヒカリ「Aiz's-Rice」販売開始 会津若松市とJA会津よつば2018年10月30日
会津若松市農政課は10月26日、東京都の料亭つきぢ田村にて会津の新ブランド米「Aiz’s-Rice」(アイヅ ライス)の記者発表会を行った。
(写真)「Aiz's-Rice」のパッケージ
開会の挨拶で「あいづの厳選米生産推進協議会」会長の室井照平会津若松市長は、「生産・流通・販売一体となって事業を推進していきたい。消費者の方々に、日頃食べる米として選んでもらえたら嬉しい。」と述べた。また、このほか米集荷業者代表として、岩橋直芳JA会津よつば常務理事、同協議会生産部会の長谷川光雄氏らが挨拶を述べた。
(写真)室井照平会津若松市長
「Aiz's-Rice」は、福島県の特別栽培ガイドラインに沿った減農薬・減化学肥料栽培米で、平成元年に「特A」のランクが創設された「食味ランキング」において、29年間中22回、平成25年から5年連続で「特A」に位置づけられている会津産コシヒカリの中でも食味値80点以上(81点~90点・平均85.4点)だけの厳選米だ。食味は大粒でもちもちふっくらとした甘みがある。
(写真)岩橋直芳JA会津よつば常務理事
特長的な点は、会津清酒の酒粕を発酵堆肥とすることだ。貞享元年(1684年)に書かれた「会津農書」に記された伝統的な農法による新ブランド米として、今回初めて収穫ができたという。
今年の収量は約30tの見込みだが、来年は倍増を目指すという。高価でも売れるトップブランド米として県内や首都圏への売り込みを強め、販路拡大を目指す。
(写真)あいづの厳選米生産推進協議会生産部会の長谷川光雄氏
Aiz's-Rice概要は下記の通り。
■ブランド名
「Aiz's-Rice」(アイヅ ライス)
■Aiz's-Riceの要件
1、会津産コシヒカリ1等米
2、高い食味値(平均85.4点)
3、特別栽培米又は特別栽培ガイドラインに沿った栽培
4、会津若松市内の酒造会社の酒粕を発酵堆肥化した肥料を土づくりに使用した栽培
■平成30年度生産者及び作付面積
会津若松市内の個人・法人11経営体、作付面積は約5ha
※次年度以降は需要に対応して作付面積を拡大予定。
■販売開始日
平成30年10月26日(金)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(123) -改正食料・農業・農村基本法(9)-2024年12月21日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (40) 【防除学習帖】第279回2024年12月21日
-
農薬の正しい使い方(13)【今さら聞けない営農情報】第279回2024年12月21日
-
【2024年を振り返る】揺れた国の基 食と農を憂う(2)あってはならぬ 米騒動 JA松本ハイランド組合長 田中均氏2024年12月20日
-
【2025年本紙新年号】石破総理インタビュー 元日に掲載 「どうする? この国の進路」2024年12月20日
-
24年産米 11月相対取引価格 60kg2万3961円 前年同月比+57%2024年12月20日
-
鳥インフルエンザ 鹿児島県で今シーズン国内15例目2024年12月20日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「稼ぐ力」の本当の意味 「もうける」は後の方2024年12月20日
-
(415)年齢差の認識【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年12月20日
-
11月の消費者物価指数 生鮮食品の高騰続く2024年12月20日
-
鳥インフル 英サフォーク州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月20日
-
カレーパン販売個数でギネス世界記録に挑戦 協同組合ネット北海道2024年12月20日
-
【農協時論】農協の責務―組合員の声拾う事業運営をぜひ 元JA富里市常務理事 仲野隆三氏2024年12月20日
-
農林中金がバローホールディングスとポジティブ・インパクト・ファイナンスの契約締結2024年12月20日
-
「全農みんなの子ども料理教室」目黒区で開催 JA全農2024年12月20日
-
国際協同組合年目前 生協コラボInstagramキャンペーン開始 パルシステム神奈川2024年12月20日
-
「防災・災害に関する全国都道府県別意識調査2024」こくみん共済 coop〈全労済〉2024年12月20日
-
もったいないから生まれた「本鶏だし」発売から7か月で販売数2万8000パック突破 エスビー食品2024年12月20日
-
800m離れた場所の温度がわかる 中継機能搭載「ワイヤレス温度計」発売 シンワ測定2024年12月20日
-
「キユーピーパスタソース総選挙」1位は「あえるパスタソース たらこ」2024年12月20日