備蓄米落札 18万5000t-予定に届かず2019年8月29日
農林水産省は8月28日、令和元年産備蓄米の政府買入れ結果を公表した。
第11回の入札で落札数量はわずか86tのとどまった。これで合計落札数量は18万5314tとなった。買入予定数量は20万9000tとしており、農水省は全量確保をめざして6月末から8月まで入札を追加で実施してきた。
農水省は政府備蓄米の買入価格事例などを産地に発信し、十分な水準であることや、主食用米の需要に応じた生産が必要なことなどを伝えて働きかけたほか、生産者の同意を必要とせずJAなど集荷団体の判断で入札可能な仕組みに途中から変更した。
政府備蓄米の買い入れ数量は予定数量より2万3826t少ない。今後の作柄にもよるが、主食用米の需給への影響も考えられる。
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