飼料用米の今後などで意見交換会 日本飼料用米振興協会2019年10月3日
(一社)日本飼料用米振興協会(J-FRA)は、11月13日に「第4回 コメ政策と飼料用米の今後に関する意見交換会2019」を開催する。
今回は農林水産省政策統括官付穀物課と有識者による基調講演の後、会場の参加者と「コメ政策と飼料用米の今後」に関する意見交換会を行う。
農水省が9月30日に公表した令和元年産の水稲の作付面積は、158万4000haで前年に比べ8000ha減少、このうち主食用作付面積は137万9000haで前年と比べ7000haの減少した。また、9月15日現在の元年産の作況指数は「101」で、全国の10a当たり収量は536kg(前年産に比べ7kg増加)が見込まれる。
こうした中で、飼料用米の近年の動きは、主食用米価格が堅調なことから、稲作生産者は、水田作付けで主食用米に向かう動きが見られる。元年産の飼料用米の作付面積は7万2499haと前年よりさらに9%程度減少した。
このように近年、飼料用米を巡る動きに中だるみが見られるが、同協会では、国産飼料原料の確保と水田フル活用の側面から、引き続き飼料用米の普及拡大を掲げて、稲作生産者や飼料用米を利用する畜産生産者の連携、消費者への浸透を目指している。
同協会は、先般の日米貿易協定の妥結など外部環境の変化もあり、多くの参加者を得て、有意義な意見交換会を開催したいとしている。この意見交換会では、有識者が、生産、利用、消費、政策の各サイドから意見を出し、会場の参加者と活発な意見交換を行う。
概要は次のとおり。
▽日時:11月13日(水)13時(開場)開会13時30?終了予定16時50分
▽会場:「食糧会館」5階A/B会議室(収容人員70人)
▽住所:東京都中央区日本橋小伝馬町15?15
▽対象:関係官公庁(農林水産省、自治体など)、米生産者/流通業者、畜産生産者/流通業者、農業団体、飼料製造/販売業者、物流業者消費者団体、研究・教育関係者、報道関係者など
▽主催:(一社)日本飼料用米振興協会
▽プログラム(概要):
○基調講演1
「飼料用米の推進について」農林水産省政策統括官付穀物課企画班課長補佐 渕上武士氏
○基調講演2
「飼料用米の位置づけと今後の展開方向:生産、利用、消費、政策の各サイドから考える」
・(株)農林中金総合研究所調査第一部主任研究員 小針美和氏
・(一社)日本飼料用米振興協会理事 信岡誠治氏
・(一社)農業開発研修センター研究員 山野薫氏
・(一財)農政調査委員会専門調査員 小川真如氏
○意見交換会(質疑応答を含む)
○結語 加藤好一副理事長(生活クラブ生協連会長)
▽参加費:無料
▽参加申し込み:
メールで申し込む。
○メールアドレス
meeting20191113@j-fra.or.jp
○記入事項
参加希望者の氏名、所属組織名称、所属部署名称、役職名、メールアドレス、電話番号、要望事項・質問事項
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