生活クラブの新ブランド「共同開発米」デビュー2019年10月16日
生活クラブ生協連合会(生活クラブ)は、同生協で扱う山形、栃木、長野、宮城の4つの産地のお米のブランド名を新たに「共同開発米」と名付け、品種、ロゴ、品名、パッケージをリニューアルし、10月28日から供給を開始する。
生活クラブの米の取り組みは、提携する米生産者と生活クラブ組合員(消費者)が、品種や農法を話し合って決めてきた。その結果、農薬や化学肥料を減らした米の開発や、水田を活用して飼料用米や加工食品原料の作付けによる自給率向上の取り組みなどを実現してきた。
生活クラブは、これからも生産者と消費者が共に手を携えて産地の環境を守り、国内農業の振興を進めるとの思いを込めて、新しいブランド名を「共同開発米」とした。
(写真)共同開発米のロゴ。消費者と生産者が共同開発したことを手を強くつないだグラフィックで表現
これに先立ち生活クラブ組合員を対象に実施した「米利用に関する意識調査」では、消費者がお米を買うときに重視するポイントは、価格に次いで、産地、品種、食味であることが分かった。そこで共同開発米の品名も「庄内」「那須」などの地名を品名に入れ、さらに「アルプス」「山麓」など各産地の風景が思い浮かぶ言葉も加えた。さらに、2品種のブレンド米をすべて単味に変更し、消費者がより産地や味を思い浮かべながら選択できるようにした。
那須山麓米生産者と稲刈り交流会
製品情報の概要は次のとおり。
▽山形県産 庄内遊YOU米(「ひとめぼれ」。JA庄内みどり 遊佐町共同開発米部会)
▽長野県産 上伊那アルプス米(「コシヒカリ」。JA上伊那 減農薬栽培米生産部会)
▽栃木県産 那須山麓米(「なすひかり」。JAなすの どではら会)
▽宮城県産 みちのく加美米(「ささゆた香」または「まなむすめ」。JA加美よつば 加美清流米クラブ)
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