国産もち麦志向に応える「くすもち二条」販売開始 農研機構2019年11月7日
農研機構が育成した、早生で九州での栽培に適したもち性二条大麦品種「くすもち二条」が、令和元年に品種登録された。
民間事業者と利用許諾契約を締結して生産に必要な種子が十分に供給されたことで、この品種を原料にした製品が各社から販売開始された。
I社、N社、T社から精麦や粉の製品が販売開始された
「くすもち二条」は、うるち性品種と比べ、水溶性食物繊維のβ?グルカンを多く含み、炊飯した時の柔らかさと粘りが優れている。また、精麦や炊飯麦の黄色みが強いという特徴がある。
健康機能性の観点からマスメディアなどでもち性大麦(もち麦)が取り上げられる機会が増え、平成28年からもち性大麦の需要が急増している。
しかし、国内で流通しているもち麦の多くは外国産で、国産の供給拡大が実需者、消費者の両方から求められている。農研機構は国産の供給拡大を図るために国内の各地域に適した品種を育成しており、梅雨入りが早い九州でも栽培可能な早生品種として「くすもち二条」を育成した。「くすもち二条」は平成29年に品種登録出願され、令和元年に品種登録された。
精麦と炊飯麦の黄色みが強い
民間事業者と利用許諾契約を締結して種子の増殖と供給を図った結果、栽培面積は福岡県を中心に平成30年播きで約250haに達し、令和元年播きではさらに増加する見通しだ。
生産量の増加に伴い、この品種を主原料にした製品が販売されるようになった。
棹は短く、穂は長い くすもち二条の草姿
重要な記事
最新の記事
-
農水省の中金検証会 外部理事、組織体制など報告書原案を議論 年明けに公表へ2024年12月17日
-
JAグループ愛媛 県1JA合併を決議2024年12月17日
-
農林中金 米国の森林ファンドと出資契約2024年12月17日
-
職員の接客スキル向上へ JA全農福島県本部が購買担当者ロールプレイング県大会2024年12月17日
-
企業と連携して原料米確保を急ぐパックご飯メーカー【熊野孝文・米マーケット情報】2024年12月17日
-
【地域を診る】 年金経済を把握する 高齢者ニーズを糸口に 地域づくりの大きなヒント 京都橘大学教授 岡田知弘氏2024年12月17日
-
平田牧場 2025年「新年福箱」全5種を販売開始2024年12月17日
-
根本凪の「ネモト宅配便」年越しライブ配信 特別ゲストや視聴者にサプライズ電話 JAタウン2024年12月17日
-
希少なJA兵庫南特産「明石清水いちご」JAタウン「あつめて、兵庫。」に新登場2024年12月17日
-
【役員人事】クボタ(2025年1月1日付)2024年12月17日
-
【人事異動】クボタ(2025年1月1日付)2024年12月17日
-
「第20回NFD全国高校生フラワーデザインコンテスト」表彰式実施2024年12月17日
-
井関農機が100周年 記念サイト開設2024年12月17日
-
ヰセキ大型汎用コンバインがモデルチェンジ!HC1170を新発売 井関農機2024年12月17日
-
落花生の新産地から「金山ビーナッツプリン」18日発売 山形プリン2024年12月17日
-
北海道で生まれ育った「除雪ドローン」江別 蔦屋書店で実演会 エバーブルーテクノロジーズ2024年12月17日
-
農水省「みえるらべる」取得の14品「環境にやさしいお礼品特集」公開 さとふる2024年12月17日
-
徳島県 行政実務経験者採用(第3期)即戦力を募集中2024年12月17日
-
中古農機具専門店「農機具王千葉店」今年最後のセール開催中2024年12月17日
-
茶園が紡ぐ未来へのメッセージ「茶畑図鑑」プロジェクト クラファン挑戦中 大塚園2024年12月17日