穀粒判別器を農産物検査機としてリニューアル サタケ2020年3月23日
サタケは、仕様を一部変更し、農産物検査機として農林水産省の仕様確認を受けた穀粒判別器「RGQI100A」を、4月1日から発売する。
着色米や割れ米などの混入割合を測定し、米の外観品質を評価する穀粒判別器はこれまで、農産物検査員が目視で検査する際の補助機として活用されてきた。
昨年11月、農産物流通などの合理化を図る目的で同省が行った告示改正により、農産物検査の一部項目について穀粒判別器による鑑定が可能となった。これを受けてサタケは、仕様を一部変更した新型機を開発し、同省から農産物検査機として仕様確認を受けた。
新たに農産物検査機として発売する穀粒判別器「RGQI100A」は、農検モードを搭載し、同省の規程に則った鑑定が可能になる。
また、従来機と同様、米の表・裏・側面の3方向からチェックするサタケ独自の撮像方式(特許取得)により、カメムシ被害などによる着色部が裏面にのみある場合も、もれなく測定する。軽量・コンパクトで持ち運びやすく、操作はサンプルを投入して測定ボタンを押すだけと簡単。
メーカー希望小売価格は65万円(税抜)。主に全国のJAや精米工場など農産物登録検査機関へ、年間1000台の販売を見込んでいる。
問い合わせは、(電話)082-420-8549。
写真=特許を取得し独自の撮像方式で正確な測定ができる穀粒判別器「RGQI100A」
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