4月8日は「おからの日」 記念日に認定 日本乾燥おから協会2020年4月2日
日本乾燥おから協会は、毎年4月8日を「おからの日」とすることを正式に決定し、日本記念日協会に認定された。これに伴い、全国豆腐連合会、日本豆腐協会とともに「おからの日推進委員会」を発足した。
4月は、別名「卯月」と呼ばれ、「卯の花が咲く月」が転じて、「卯月」と呼ぶようになったという説がある。また、卯の花は「おから(雪花菜)」とも呼ばれ、4月8日のお釈迦様の誕生日を祝う行事「花まつり」では、家々に卯の花を飾ってお祝いをする風習が今も全国各地に残っている。
日本乾燥おから協会は、新年度や新生活が始まるこの時期に、健康食材の「おから」を食べることで、慣れない新生活での体調管理と1年間の無病息災を祈り、食べ物のありがたみや日本古来の「もったいない」心を思い起こす機会として、「卯の花」と縁の深いお釈迦様の誕生日「4月8日」を「おからの日」に制定した。
豆腐や油揚げ、豆乳、高野豆腐などを作るときに出る「おから」は、食物繊維や大豆たんぱく質を含む健康食材としても注目を集めている。
国立がん研究センターで1月に発表された日本人9万人の約17年間の追跡試験でも、食物繊維摂取量が多い人ほど、男女ともに総死亡、循環器疾患死亡のリスクが低下していることが新たに判明。特に、豆類、野菜類、果物類からの食物繊維摂取量が多い人ほど総死亡リスクが低下していることがわかった。
おからは、豆腐や豆乳をつくる工程から生まれる「大豆の食物繊維の塊」でもあり、食物繊維が豊富な食品で、おからパウダーは食材の中でもトップクラスの食物繊維量を誇る。同協会では、手軽に食物繊維がプラスできるおからパウダーを食生活に取り入れることを勧めている。
◆おからのさまざまな食べ方
・行田ゼリーフライ
おからをコロッケにして、特製ソースでからめた行田ゼリーフライ。 食物繊維が豊富で、コロッケと比べて糖質も大幅にカット。罪悪感なく食べられる。
・チキンボール
十条銀座の「鳥大」では、1日1万個が出るほどの大人気。おからを練り込んだふわふわの食感が人気のチキンボール。食物繊維を摂りながら美味しく楽しめる。
・おから寿司
寿司飯の代わりにおからを使用したおから寿司。おからで作ったシャリの上にネタをのせて楽しみます。食物繊維が豊富で、糖質オフの健康的な寿司。
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